• 豆知識

前月の振り返り(口腔衛生と感染症)

 

MC:FMひらかたラジオ総合病院

福原:「歯医者さんが教える歯の秘密!」

こんにちは。木曜日の昼下がり、いかがお過ごしですか?

ここからは「歯医者さんが教える歯の秘密!」でお楽しみください。

お相手は、あゆみ歯科クリニック院長 福原隆久と、住友未央です。

MC:この番組では、歯に関する様々な情報をお届けし、予防歯科で健康寿命を延ばし、すこやかな未来を目指します。当たり前のようで知らなかった歯科の世界を、楽しくお勉強しましょう。それでは最後までお付き合い、よろしくお願いいたします。

FMラジオひらかた総合病院「歯医者さんが教える歯の秘密!」この番組は、「あふれる笑顔をすべての人に」あゆみ歯科クリニックの提供でお送りします。

あゆみ先生、今週もよろしくお願いします。先週の放送で100回に突入しまして、今日から101回目の放送となります。いくら丼さんからたくさんメッセージいただいています。

福原:いつもありがたいですよね。本当にこういうのを見るのは嬉しいですよね。

MC:ありがとうございます。歯の定期検診に欠かさず行っておられるそうですよ。

6月に行かれたそうなのですけども、「虫歯も悪いとこありませんでした」と。それで「定期健診の時に歯の掃除と歯磨きの仕方の指導をしてもらいました」と、そういうのを教えてくださるのですね、いいですね。

福原:そうなのです。我々の目的はやはり3ヶ月に一回とかに来てもらうと思うのですが、3か月ごとで汚くなってしまった歯を綺麗にするのではなく、この人がずっと綺麗に保てるようにするのが目的なので、もちろん綺麗にしてそれを保ってもらいたいなと思うためにきれいにするし、ブラッシング指導をして、この人が究極歯医者行かなかったとしても虫歯にならないようにするというのもゴールだと思いますね。だってずっと来られるかどうかわかんないから。3ヶ月1回に機械でお掃除を我々もするけど、その時だけだったら絶対歯周病が進んでしまうので。そうしただけで虫歯ができないようにできないのでね。

結局ホームケアが一番なので。我々90日1回ぐらい見るだけで、あと89日しっかりしてもらうのが一番だから。

MC:歯の磨き方ではっとさせられます、本当に。奥の方磨けてないよとか、この裏の所磨くのが苦手だねとか、やはりプロの方が見られたら一発で分かるのだなと思います。ありがたいですね。

福原:ありがとうございます、そう言っていただくと我々も本当に歯科医師一同、7万人を代表して御礼申し上げます。開業している人が7万人なので、もっといますかね。

MC:開業だけで7万人、すごいですね。

福原:そうなのです。今歯医者さんは日本に7万件あると言われているので。

MC:でも皆さん本当にありがたいと思ってらっしゃる方多いと思いますよ。指導していただくのはね。いつもありがとうございます。

ちなみにですね、いくら丼さんから感想も届いていまして、「コロナウイルス対策に歯周病治療効果あるのですね。ありがとうございました」と。

福原:ついに先日テレビでもそれやっていましたからね。もう遅いっていうね。それを3月にやっておいてくれよというね。歯医者が危ないみたいなよく分からない報道がありましたけど。

結局歯周病菌たちが出すノイラミニダーゼとかでウイルスが細胞内侵入しやすくなってしまって、今度また細胞内増殖して今度放出されやすくなるから、今こそ歯周病治療が大事だと話をしたと思うのですが、まさにそれをこの間テレビでやってくれていて嬉しいなというのと、僕もしかして先見の目があったと言うか嬉しさと、それだったらその報道を3月にやっておいてくれよというこの悔しさとね、入り混じった妙な感情に包まれましてね。

嬉しいやら、悲しい悔しいやら。口腔内の環境、特にミュータンスもそうですが、ジンジバリス、つまり歯周病菌ですね、これをやっつけておくことはすごく大事なので、コロナは毎年これからあるわけですから、普通に風邪の菌アデノウィルスもあれば、インフルエンザウイルスもあるのだけれど、ウイルスは結局全部一緒なので、細胞に入ってきて、増殖して、放出されて、多くなって発症、重症化するのは全部一緒のメカニズム、●●●●●なので、結局それを防ぐために歯周病治療がすごく大事だということを、本当に7万件を代表してメディアの前で言いたいなという風に思いますね。

MC:ゴールデンウィーク明けの放送でおっしゃっていましたそのこと。もう5月の前半の時点で。先生は、今歯医者さんに行ったら危ないと言っているのがおかしいとずっとおっしゃっていて、今こそ医者さんに行くべきだと、むしろ真逆だとおっしゃっていたので、正しい報道がされて良かったですね。

福原:もうそろそろ芸能人のスキャンダル不倫みたいなのはもういいので、正しい情報を報道バラエティの方々も是非知ってもらいたいと思います。

別に不倫しても奥さんが怒ったらいいのであって、別に僕らには関係ないからね。

MC:続いてですね、こちらも感想を頂いています。

「歯が折れた時に神経が死んでいると判定されても、半年ぐらいに復活している場合があるのですよね」と。

福原:そうです。

MC:「なので、慌てて神経の治療をしなくてもいいのですね。やはり定期検診がとても大切ということですね」と、いくら丼さんからたくさんメッセージいただいておりました。

福原:電気歯髄診断器というのがありまして、神経が生きているかどうか、ボタンを押して分るのですが、それがマイナスだから、マイナスということは、反応がないってことが分かるだけであって、神経が死んでいるという事が分かるわけではないのでね。

今日反応がないというだけであって、要は鈍化、鈍くなってきていて反応ないだけという可能性が大いにあって、また半年ぐらいしたら戻ってくる可能性もあるし。

ただし、例えば叩いて痛いとか、●●●●●●●●えてくる場合は、逆に神経が死んでいるという診断になるので、それはもちろん半年待っていたらいけないので、すぐに神経治療をしないといけないですね。

全く症状もない、何もない、ちょっと色が変わってきているかな、それで電気歯髄診断したら反応がない、つまりマイナスだとしたら、別にそれは明ける絶対条件にはならないですよということですね。

何も症状がなければ、半年後から復活していくケースは数多くあるのでね。

皆さんもご不安にならずにですね、そこは焦らず、初回に症状がなければ、安静にしていただいて、ただそこの歯ではなるべくあまり噛まないようには半年はした方がいいでしょうから、避けながらやっていただいた方がいいかなとは思いますけどね。

MC:ざっと先月の放送の内容をおさらいしてきた感じになりましたけれども、さて先生、来週ちょっとこちらの話題をお届けしたいのですが、いくら丼さんからですね「すーみん親知らず抜いたの大丈夫でしたか」と頂いたのですけど。

福原:これ抜いたということで先日の生放送で確か、土曜日のラッパレットの皆さん、お聞きいただいているかと思うのですがね。

MC:親知らず、実は一気に2本抜きましたので、めちゃくちゃ悩みがあるので、ちょっと今週だと時間がないので、来週から親知らずについて質問攻めさせていただいてよろしいでしょうか?親知らずについて悩まされている皆さんいらっしゃると思います。

福原:そうですね。歯医者さんで虫歯、歯周病もありますけど、親知らずはやはり多いですからね。痛くなった、抜いた方がいいのか、そのままにしておいた方がいいのか、多いですからね、これ大事ですね。

MC:同じお悩みをお持ちの皆さんきっといらっしゃると思いますので、ぜひ来週の親知らず回をお聞きください。そして歯に関する疑問、メッセージなど、どしどしお寄せいただきたいと思います。お待ちしております。

福原:ではまた来週もこの時間にそれぞれお耳にかかりましょう。

「歯医者さんが教える歯の秘密!」お相手はあゆみ歯科クリニック院長、福原隆久と住友未央でした。

MC:それでは来週までごきげんよう。

FMひらかたラジオ総合病院「歯医者さんが教える歯の秘密!」、この番組は、「あふれる笑顔をすべての人に」あゆみ歯科クリニックの提供でお送りしました。