■金属アレルギー歯科

 

皮膚に発疹ができたり、かゆみが出たりする。口内炎が繰り返しできる。そんな症状にお悩みの場合は、金属アレルギーが疑われます。口腔内に銀歯が入っている場合は要注意です。あゆみ歯科クリニックでは、そうした歯科治療由来の金属アレルギーを改善する取り組みに力を入れております。

 

▼そもそも金属アレルギーとは？

金属アレルギーとは、金属から溶け出した金属イオンが体内へと入り、ある種のタンパク質と結合することでアレルギー症状を引き起こす病気です。そのメカニズムは基本的にアトピー性皮膚炎や花粉症と変わりはありません。そのため金属アレルギーは今現在、何ら症状が認められなかったとしても、近い将来に発症するリスクは誰にでもあるといえるのです。

 

▼歯科治療が原因で金属アレルギーになる？

 

歯科治療では、金銀パラジウム合金やニッケルクロム合金、水銀アマルガムなど、いろいろな種類の合金を使用します。合金は複数の金属が組み合わさって作られるものなので、その分だけ金属アレルギーのリスクも高くなるといえるでしょう。しかも口腔内は唾液によって常に湿度100％になっているだけではなく、食事による熱やそしゃくによる物理的な刺激が加わることから、合金が劣化しやすい環境となっているのです。そうして溶出した金属イオンが口腔粘膜の血管に入り込むことで、金属アレルギーを引き起こすことがあります。

 

▼こんな症状はありませんか？

 

☑歯茎が赤くなっている

☑口内炎ができやすい

☑皮膚にブツブツができている

☑皮膚がかゆくなる

 

こうした症状が認められ、なおかつ金属製の修復物や補綴装置が入っている場合は、金属アレルギーが疑われます。歯科治療に伴う金属アレルギーの症状は、口腔粘膜だけにとどまらないという点にご注意ください。

 

▼金属アレルギー治療の流れについて

 

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金属アレルギーが疑われる、あるいはそのリスクが怖いという方は、いつでもお気軽にあゆみ歯科クリニックまでご相談ください。次のような流れで診療します。

 

step1 初診相談

 

お口や皮膚の症状について、経過をお聞かせください。口腔内の診査を行った上で、金属アレルギーの可能性を評価します。最終的な診断を下せるのは皮膚科の医師ですので、その点はご了承ください。

 

step2 皮膚科への紹介

 

当院と密に連携がとれる皮膚科をご紹介します。患者様のお口に入っている金属の種類等、必要な情報も皮膚科へと送らせていただきます。

 

step3 皮膚科での検査

 

皮膚科でパッチテストという金属アレルギーの検査を受けていただきます。金属アレルギーがある場合は、原因となっている金属の種類まで特定できるため、歯科治療との関連も見極められます。お口の中に入っている銀歯とアレルゲンとが一致した場合は、歯科での治療が必要となります。

 

step4 金属アレルギーの治療

 

金属製の詰め物や被せ物が金属アレルギーの原因となっている可能性が高いため、口腔内から撤去します。その後はセラミックなどのメタルフリー素材で再治療します。

 

▼口腔内から金属を除去する目的

 

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口腔内から金属を除去する目的は多岐にわたります。金属アレルギーのリスク軽減はもちろん、それによる全身の健康への影響も大いに考慮されます。金属素材が原因での口内炎や刺激、さらには全身的な疲れや不調にも繋がる可能性があります。

 

◎金属アレルギーのリスクを減らす

 

金属を口腔内から除去すると、アレルギー反応のリスクが軽減される可能性が高くなります。それにより、口内炎や舌の刺激、さらには遠く離れた体の部位でのアレルギー症状も改善されることがあります。また、金属アレルギーは全身の健康にも影響を与える場合があり、頭痛や疲れ、不眠などの症状も改善することが期待できます。

 

◎自然で健康的な見た目にする

 

金属材料はただ体に影響を与えるだけでなく、口元の見た目にも大きな影響を持っています。当クリニックで行った口腔内のメタル除去の症例では、患者様自身がその変化に驚かれるほどです。金属が除去され、自然な素材に置き換わることで、笑顔が一層明るく、自信をもって会話できるようになりました。美しさは健康から生まれます。

 

◎細菌への感染を防ぐ

 

口腔内の金属補綴物や装置は、時に微生物が付着しやすい表面を持つ場合があります。細菌が繁殖すると、口腔内だけでなく全身への感染のリスクが高まり、炎症や感染症を引き金属を除去し、抗菌性に優れたセラミックなどに置き換えることで、細菌の繁殖を抑える効果が期待できます。金属を口腔内から除去することは、病巣感染を予防し、全身の健康を守る重要な対策となる場合が多いです。