感染病対策のため歯医者さん
MC:FMひらかたラジオ総合病院「歯医者さんが教える歯の秘密!」
こんにちは。木曜日の昼下がり、いかがお過ごしですか?
ここからは「歯医者さんが教える歯の秘密!」でお楽しみください。
この番組では、歯に関する様々な情報をお届けし、予防歯科で健康寿命を延ばし、すこやかな未来を目指します。当たり前のようで知らなかった歯科の世界を、楽しくお勉強しましょう。それでは最後までお付き合い、よろしくお願いいたします。
FMラジオひらかた総合病院「歯医者さんが教える歯の秘密!」この番組は、「あふれる笑顔をすべての人に」あゆみ歯科クリニックの提供でお送りします。
さて本日はコロナウイルスの関係で、スタジオには残念ながらあゆみ先生はいません。
リモート出演ということで、電話が繋がっていますのでお呼びしましょう
この番組を担当しているのは、あゆみ歯科クリニック院長の福原隆久と住友未央です。
先生よろしくお願いします。初めての電話中継ですね先生。
福原:こんな色々な対応があるのですね。ご配慮いただきまして、どうもありがとうございます。
MC:こちらこそありがとうございます。
実際に顔を合わせていないのですが、声で繋がっているということで。
福原:ここまであればソーシャルディスタンスも大丈夫だろうということで。
MC:だいぶ空いていますから。離れていますから大丈夫です。
今日は声のみのやりとりということなのですが、初めてなのですが。
福原:このコロナ騒動がいつ収まるだろうかということですよね。
MC:しばらくはテレビでもラジオでもそうですけれども、離れてリモート出演という形になりそうですよね。
福原:僕からしたら普通の風邪の一種、医療関係は皆そう思っていると思うのですけど。
MC:先生前おっしゃっていましたよね。コロナウイルスっていうのは。
福原:風邪の一種なのだよと、語弊を生む言い方かもしれないですが、事実そうなんでね。
風邪のウイルスの中の一つなんて言っていましたけども。
MC:去年も普通に存在していたと言われていましたね。
福原:風邪になった人は日本で、2017年ぐらいの調べで、延べ1億3千950万人引いているのですよね。一人当たり2.4回引いているのですが。なおかつこの風邪の内コロナが
何パーセントかっていう話なのですが、だいたい15%ぐらいはコロナウイルスですよ。
あとは他に●●●●ウイルスとか、ライノウイルスとか色んな●●●●とかいっぱいあるのですが、大体コロナウイルスというのは、15%ぐらいと言われていて。ということはですね、去年日本でコロナに感染している人2千万人ぐらいいるはずなのですね。1億の15%ぐらいだから。致死率も0.03%ぐらいあるのでもともと。
今年夏、クルーズ船のダイアモンドプリンセス号の致死率の人と、乗船者の人口対比と日本の人口ピラミッドとあと年齢別の致死率を計算していたら、大体同じような0.03%に落ち着くのではないかと言われているのですよね。
MC:そうなのですか。船のやつは結構高齢者の方とかが多いですものね、乗っていらしたのは。
福原:乗っていたのは本当に高齢者ばっかりだったので、79歳の人が一番多いくらいのね。
- ●●●●のとこの致死率というのは、今回の武漢ウイルス中国発表したやつでも、致死率15%ぐらいあったりするので。
10台から30、40台までは致死率って1%以下、0.0何%なのですよ。
それを日本人の人口ピラミッド毎に掛け算していった時に出てくる致死率は0.0何%、あるいは1%以下になるはずなので、まあ似たようになるではないかと思っているのですが。
だからこれで自粛していたら、来年も再来年も自粛って言わないといけないのではないかなという気はするのですが。
去年でもインフルエンザでは年間に3千人亡くなっておられるのでね。
だからと言って、このコロナウイルスが危なくないと言っている訳じゃないんですけどね。ただ正しい知識を持って、正しく恐れるのは大事なのかなと思います。
MC:本当にそうですね。いろんな情報が錯綜していますからね。
正しい知識を先生みたいな方に教えていただけたら、本当に私たちも心強いと思います。
福原:ただただ危ない危ない怖い怖いじゃなくて、どれくらいのものなのかというのを分かって、恐れるというのがあればなという風に思いますよね。
MC:具体的な数値を言っていただけたら、本当にありがたいです。
先生もそういうスライドショーとか以前作ってらっしゃってパソコンで。
福原:そうですね。クリニックで人に説明する用に、やっぱり話さないといけないので。
歯医者さんは、このウイルス感染が流行っている時に、不要不急であればやめておけみたいな話があったりするのですが、実は逆で、歯医者さんこそこういうウイルス感染が怖い時にはよく行って歯周病治療するべきなのですよ。
これも正しい知識があれば絶対そういうと思うのですが、そういう風になってないのでね。
そこはまだしっかりと語っていきたいと思うのですが、先週、歯周病、歯のクリーニングが歯周病予防につながると、そして感染症予防にもつながるとお話ししたばかりですよね。
要は、ウイルスっていうのが人間に入ってくる時、人間は細胞でできているじゃないですか。細胞に入ってくる時というのは、その細胞の膜、表面を少し溶かてしまうような酵素、物質が出るのですが、プロテアーゼというのが出ています。それで細胞が溶けやすくなっていて、ウイルスが侵入してきます。
ウイルス感染する時、細胞の中にウイルスが入ってきてしまい、それが簡単に言えばその細胞中でウイルスが増殖して、また細胞の外に放出されます。それで、どんどん重症化していきますね、体の中でウイルスが増えていって。
その時に先ほど言ったプロテアーゼという、細胞の中にウイルスが入りやすくなってしまう物質とか、あとノイラミラーゼと言うのですが、細胞からウイルスが放出されやすくなる
物質というのは、歯周病菌があると増えやすくなるのですよ。
MC:じゃあ、クリーニングがとても大事じゃないですか。
福原:そうなのですよ。だからこういう時こそ歯周病治療とか歯のクリーニングとかしっかりしておいたら、仮にウイルスがくっついたとしても、細胞に入るのを抑えられたりであるとか、放出されるのを防げたりするので、重症化を抑えられるのですよね。発症することも重症化も防げることができるので。
MC:先生じゃあまた来週お願いしてもいいですか、具体的に。是非すごく大事なことだと思いますので。
また来週詳しくお聞きさせてください。
そろそろお別れの時間となりましたが、皆さんこの番組の感想なども是非メッセージ、お送りください。お待ちしております。
ではまた来週もこの時間にお会いしましょう。
「歯医者さんが教える歯の秘密!」お相手はあゆみ歯科クリニック院長、福原隆久と住友未央でした。
それでは来週までごきげんよう。
FM枚方ラジオ総合病院「歯医者さんが教える歯の秘密!」、この番組は、「あふれる笑顔をすべての人に」あゆみ歯科クリニックの提供でお送りしました。