入れ歯の質問回答
A:歯医者さんが教える歯の秘密
こんにちは。木曜日の昼下がり、いかがお過ごしですか。ここからは、歯医者さんが教える歯の秘密でお楽しみください。お相手はあゆみ歯科クリニック院長の福原隆久と住友未央です。
B:この番組では、歯に関するさまざまな情報をお届けし、予防歯科で健康寿命を延ばし、すこやかな未来をめざします。当たり前のようで、知らなかった歯科の世界を楽しくお勉強しましょう。最後までお付き合いをよろしくお願いいたします。
歯医者さんが教える歯の秘密。この番組は、あふれる笑顔をすべての人に、あゆみ歯科クリニックの提供でお送りします。
あゆみ先生今週もよろしくお願いします。
A:よろしくお願いいたします。
B:さあ、先生2月です。2月6日。
A:2月も早いですね。もう1月、新年もひと月終わったということですね。
B:そうですよ。40歳になって1カ月になりましたね。
A:40歳になって1カ月、そうですね。スーミンは、何歳になって1カ月経つんですか。
B:さて、こちらラジオネーム。
スルーし続けますよ。ラジオネーム「いくら丼」さんから、たくさんメッセージ届いています。ありがとうございます。
A:ありがとうございます。
B:いつもありがとうございます。
A:嬉しいですね。
B:そうですね。「歯茎と同じ色の赤い針金の入れ歯があるんですね。」と。
A:それは年末に入れ歯の話をしたときのことですね。前歯だと、銀が見えると、「あ、入れ歯やこの人」と言われてしまいますよね。
B:赤い針金のものがあるとお話ししましたよね。
A:赤い針金のものを、使われる人も多いですね。カチッとフィット感もいいんです。
B:そうなんですか。
A:いいやつなんです。
B:あと、「タービンうまく使えているんですね。よかったです」と。
A:そうなんです。ありがとうございます。
B:上海土産ですね。
A:白石先生、どうもありがとうございます。
B:「お餅が虫歯検知器なんてポジティブな発想ですね、さすが先生すてきです」ということです。
A:そうですね。今年は、急患の方が年始に多かったです。
B:そうですか。
A:お餅で歯が抜けてしまった方はいたかな、いなかったかな。
B:毎年お雑煮やお餅で歯が抜ける方がいますよね。子どもとか、お年寄りの方も多いっておっしゃっていました。
A:そうですね、歯が取れてしまったという急患の人はいましたが、お餅が原因でという人はいなかったです。
B:よかったですね。
A:昔と比べると、お餅を食べることが減ってきているのかもしれないですね。
B:そうなんですかね。
そして、入れ歯についてもいただいています。樹脂製の入れ歯のお話です。
「樹脂製の入れ歯は、保険が効き、安い。」
A:そうですね。保険が効くのは樹脂製の入れ歯しかないです。
B:「金属の入れ歯は、保険が効かなくて高い。」
A:そうですね。
B:「でも、でも高性能でしゃべりやすく温度も感じるなどメリット大。」
A:そうですね。金属の裏打ちの入れ歯は、薄いからいいと思いますね。自分がもし入れ歯になってしまうなら、絶対それを選ぶと思いますね。
B:「さすが値段だけのことはありますね。」ということです。
「そして、樹脂製の入れ歯のほうは、保険が効いて安価なのですが、脱着のときに自分の歯にダメージ与えるんですか。と。
A:そうですね。保険適用の部分入れ歯の、銀の針金のことを、質問してくださっていると思います。どうしても保険で効く針金は、この形に限定されているので、脱着のときに、変に回転の力がかかってしまう針金しか使えないんですよね。
脱着していると、その針金が引っかかっている歯が左右に揺らされてしまい、だんだんとグラグラしてしまいます。欠損歯列のドミノと言っています。3年後に、入れ歯が針金をかけていた歯がグラグラになって抜けてしまい、さらに次の歯に針金をかけると、またその3年後にグラグラになり、さらにその次の歯に針金をかけていくというように、どんどん入れ歯が大きくなっていってしまいます。
B:それは、負のループですね。
A:そうなんですよ。それを食い止めなければいけないんです。
B:難しいですね。
「メリットデメリットありますね。値段と実用性をいろいろ考えた方がいいと思います。」といういくら丼さんのメッセージいただいています。
A:ありがとうございます。残存歯数が多いと健康寿命が長くなるという、国民利益のことを考えるなら、参考例として韓国ではインプラントに保険が効くようになっています。
B:知らなかったです。
A:確か、ブリッジには保険が効かなかったと思います。
B:ブリッジには効かないのですか。
A:確かそうですね。ブリッジの件まではちょっと忘れましたが、国策としてインプラントには保険が効くんですよ。
B:嬉しいですね。
A:政治はよく分からないですが、歯のことに関して述べるなら、韓国は、国策としてインプラント産業を盛り上げようとしています。それで、インプラントの世界では今は韓国メーカーがとても強いんです。
B:そうなんですか。
A:国が産業として育てようとしているので、大きなシェアを取っています。それで、韓国に住んでいる人は、インプラントをしている人が多く、ブリッジや入れ歯の人はいないです。そうなると、これから健康寿命上がると思います。
結果が出るのは20年後ぐらいですけど、そういう取り組みを日本でもするといいですね。
B:そうですね、国策として。
A:一見国家予算のなかで、医療費や保険の費用も上がるように見えますが、寝たきり率が下がれば、高齢者医療負担が減るので、そのほうがよいのではと思います。それで、国民が生き生きと暮らせるようになれば、仕事にも遊びにもお金を使うようになって、GDP国民総生産も上がっていきます。そのような政策はひとつの手法として面白いと思います。
さらに、日本の産業を育てることにもなります。日本のインプラントメーカーは、世界でのシェアがほとんどないですからね。
B:ないんですか。
A:ないですね。京セラさんやプラトンさんなど、日本のなかで流行っているメーカーはありますけど、世界でのシェアというわけではありませんね。
B:そうなんですね。
A:そういう方針は面白いのではないかを考えています。
また、部分入れ歯の人のための金属床義歯も、残っている歯に対する負担が少ない針金が選べるようになればいいですね。現状の保険適用の入れ歯は、使える針金が限定されているので、歯への負担が大きくなっています。アイバーやコンビネーションクラスプなど、歯へのダメージが少ない形の針金がありますが、金属床などの保険適用外ものにしか使えなくなっています。
B:効かないんですね。
A:そういうものを、国のシステムとして保険に取り入れることで、歯を守っていくことになっていけばいいなと思っています。
B:すごい。どうにかしてそういうふうにならないですかね。インプラントに保険が効いたら助かるという人はいっぱいいると思います。
A:そうですね。
B:高いですからね。
A:最初に、医療費が上がってしまって国家予算を圧迫するでしょうから、難しいことだとは思います。それでも、寝たきりの方が使う医療費が減るなら、できるのではとも思います。どちらがよいかまでは試算が難しいですね。
B:そうですね。
A:ぜひ、日本人は80歳や90歳になっても、旅行に行ったりおいしいものを食べたりして、明るく暮らせるようになったらいいですよね。
B:はいそうですね。いくら丼さんも、「一生自分の歯が目標なので頑張りたいです」と言ってくださっています。
A:それはすばらしいですね。スーミンにも、一生自分の歯でいていただきたいから、すぐ歯医者さんに電話して予約してくださいね。
B:いますぐ電話します。
A:いますぐ電話しましょう。
B:はい。みなさんもこの番組の感想などを、ぜひお送りください。歯に関する疑問などもあればお待ちしております。
A:よろしくお願いします。
B:あて先は、mail@kiku-fm779.com、または、ファックス072-843-8686までお送りください。お待ちしております。
A:お待ちしています。ではまた来週もこの時間木曜お昼1時30分、そして再放送でお楽しみの方は、月曜夜10時にそれぞれお耳にかかりましょう。
歯医者さんが教える歯の秘密。お相手はあゆみ歯科クリニック院長の福原隆久と住友未央でした。それでは、来週までごきげんよう。
B:歯医者さんが教える歯の秘密。この番組は、あふれる笑顔をすべての人に、あゆみ歯科クリニックの提供でお送りしました。