• 豆知識

入れ歯(樹脂or金属)

A:歯医者さんが教える歯の秘密

こんにちは。木曜日の昼下がり、いかがお過ごしですか。ここからは、歯医者さんが教える歯の秘密でお楽しみください。お相手はあゆみ歯科クリニック院長の福原隆久と住友未央です。

 

B:この番組では、歯に関するさまざまな情報をお届けし、予防歯科で健康寿命を延ばし、すこやかな未来をめざします。当たり前のようで、知らなかった歯科の世界を楽しくお勉強しましょう。最後までおつきあいをよろしくお願いいたします。

歯医者さんが教える歯の秘密。この番組は、あふれる笑顔をすべての人に、あゆみ歯科クリニックの提供でお送りします。

 

あゆみ先生、今週もよろしくお願いします。

12月5日です。

 

A:早いもので、もう12月ですね。

 

B:あと1カ月を切りました。

 

A:さあ、今年は紅白に誰が出るのでしょうか。

 

B:紅白ですか。

 

A:すぐですからね。1月に「おめでとう」と言っていたら、すぐに12月になってしまいました。

 

B:早いですね。この番組も、70回目となりました。

 

A:70回ですか。すごいですね。

 

B:いままでメールやお問い合わせをリスナーの方からたくさんいただきました。ありがとうございました。

 

A:うれしいですね。

 

B:また、新たに、番組にメッセージをいただきました。ラジオネーム「赤福のおじさん」からです。

 

A:赤福ですか、サンタさんですね。12月ですからね。

 

B:本当ですね。タイミングもバッチリです。

 

A:街はクリスマス一色です。このあいだ、11月の3日か4日にディズニーランドに家族で行ってきました。その前の10月31日までは、よくニュースとかで、渋谷や新宿などでハロウィーンの様子がニュースになりますよね。そこから3日後の11月3日なんですが、もう全部クリスマスになっていました。

 

B:すごいですね。

 

A:移り変わりが早いなと思いました。

 

B:ハロウィーンが終わったら、次の日から一気にクリスマスなんですね。もうクリスマス商戦がスタートしていますね。

 

A:街中はクリスマス一色です。すみません、関係ない話題でしたね。

 

B:とんでもないです。

ディズニーランドのお話も聞きたいのですが、まずはこちらの「赤福のおじさん」からのメッセージをご紹介します。

「あゆみ院長、スーミン、こんにちは。入れ歯についての質問です。樹脂製の入れ歯と金属製の入れ歯の、メリットとデメリットを教えてください。実は、母親が入れ歯にすることになったので、参考にさせていただきたいです。よろしくお願いします。」

入れ歯には、樹脂と金属があるんですか。

 

A:そうなんです。種類は、今の日本に現存するものはたくさんあり、全部あげるなら10種類や20種類ぐらいになります。大きく分けると、赤福のおじさんが言われたように、樹脂製と金属製があります。

樹脂製は、プラスチックです。よく、おじいちゃんおばあちゃんが着けている、赤いプラスチックのかたまりに歯がついているもので、レジンといい、保険が効きます。

 

B:保険でできるんですね。

 

A:保険外のものもありますが、一般的には保険治療なら数千円でできます。これが、樹脂製の入れ歯です。

金属製の入れ歯は、歯茎の裏にくっつける部分が金属になっています。そこに赤い歯茎に見える部分と歯がついています。金属の部分は、コバルトとクロムの合金である、コバルトクロムという金属と、昔のゴールド床といって、入れ歯の裏が全部金のかたまりになっているものがあります。

 

B:見たことあります。

 

A:最近ではあまり使わないです。

近年の金属製でよいものといえば、チタンです。チタン床といって、チタンで裏側ができている入れ歯があります。金属製のものは、保険が効きませんので、自費になり、25万円から30万円ぐらいの費用がかかります。

 

B:そんなにするんですか。高いですね。

 

A:そうですね。どうしても金属のかたまりですからちょっと高いです。でも、それだけ性能が違います。どこが違うかと言うと、保険適用のプラスチック製のものは、分厚くなっています。薄くしたらすぐに折れてしまいますので、そんなものはつくりませんよね。でも、金属の場合は、薄い金属のプレート一枚で、クリアファイルの厚さ程度の薄さです。

 

B:2ミリぐらいでしょうか。

 

A:2ミリもないですね。

 

B:1ミリぐらいですか。

 

A:1ミリもないですね。

 

B:そうですか。

 

A:ゼロコンマ何ミリでしょうね。

 

B:0.5ミリぐらいですか。

 

A:それぐらいですね。

 

B:とても薄いですね。すごいですね。

 

A:薄いので、口のなかで舌を動かしてしゃべるときに、たとえば、「たちつてと」と発音する場合は、舌が上の歯の裏側にくっつきますよね。

 

B:ずっとついていますね。

 

A:「さしすせそ」と発音するなら、ちゃんと空気が抜けますよね。

 

B:はい。

 

A:それが、太い入れ歯を入れているなら、口のなかの感覚が変わってしまいます。入れ歯を入れたような発音の「たちつてと」や「さしすせそ」になります。高齢の方の話し方が聴こえにくくなるのは、入れ歯を入れていてしゃべりにくいからです。

 

B:そうなんですか。

 

A:空気が抜けすぎてしまったり、逆に空気が抜けなかったりしてしまうんです。

 

B:あれは、入れ歯のせいだったのですね。

 

A:入れ歯のせいですね。

 

B:よく、志村けんさんが真似されているのを見ます。

 

A:そうですね。あれは入れ歯をしたおばあちゃんの真似ですね。

 

B:そうなんですね。

 

A:金属床だと薄いので、自分の元通りの舌の動きがしやすくなります。

 

B:それはかなりのメリットですね。

 

A:しゃべりやすいというのは、スーパーメリットですね。また、薄いので、異物感がないです。しゃべりにくいというだけでなく、単純に口に入れているだけで気持ちが悪いので、不快感がありますが、薄さが1/3以下なので、不快感も1/3以下になります。一番は、しゃべりやすいということです。

 

B:金属のほうが自然になれるんですね。

 

A:自然にしゃべられるし、また、金属だからこそのメリットとして、食べ物の温度を感じることができます。プラスチックは、熱伝導性が低いので、温度が伝わりにくいですよね。熱いものを食べても冷たいものを食べても、プレート自体はそんなに温度は変わりません。金属なら、熱するとすぐに熱くなりますし、冷たくもなります。ですから、冷たいものを飲んだら、入れ歯が冷たくなるから、入れ歯の向こう側にある歯茎が冷たさを感じることができます。

 

B:温度もかなり大きなメリットですね。

 

A:温かいスープを飲んだら、温かいと感じることができ、冷たい飲み物は冷たいと感じられます。それによって、人間は味が分かるようになっています。それが、プラスチックの入れ歯だと、食べているときには温度が分からず、飲み込んだときに急にのどのところで急に「熱い」と感じることになります。

 

B:それば危ないですね。

 

A:総入れ歯の人は、食べる際に、食感はそこそこ20パーセント程度分かりますが、温度が分からないまま食べることになります。飲み込むときに温かい食べ物だったということが分かるということがあります。温度は、頬っぺたで感じるというより、歯の裏側のところで感じるといわれています。

 

B:金属製のほうが、お値段はしますが、メリットは多い感じがしますね。

 

A:しゃべりやすいし、温度を感じられるから、ラーメンでも何でも、食べ物の味を感じながらおいしく食べられます。

 

B:おいしくいただけるし、薄くて自然です。

 

A:そろそろお時間が近づいていますが、入れ歯のメリットはまだまだありますので、次回第2回を乞うご期待ください。

 

B:わかりました。

 

A:このテーマはずっと話せますね。

 

B:次回もぜひお聴きください。 

 

A:続けてお聴きください。

 

B:そろそろお別れの時間となりました。みなさんも、この番組の感想や、入れ歯でも入れ歯でなくても構いませんから、いろいろな質問のメッセージを送ってください。

 

A:お待ちしております。

 

B:ではまた、来週のこの時間、木曜日のお昼1時30分、再放送でお楽しみの方は月曜日夜10時にそれぞれお耳にかかりましょう。

 

A:歯医者さんが教える歯の秘密。お相手はあゆみ歯科クリニック院長の福原隆久と住友未央でした。それでは、来週までごきげんよう。

 

歯医者さんが教える歯の秘密。この番組は、あふれる笑顔をすべての人に、あゆみ歯科クリニックの提供でお送りしました。