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住友治療放置

福原隆久:歯医者さんが教える、

福原+住友:歯の秘密。

福原:こんにちは。木曜日の昼下がり、いかがお過ごしですか。ここからは歯医者さんが教える歯の秘密、でお楽しみください。お相手はあゆみ歯科クリニック院長福原隆久と、

住友未央:住友未央です。この番組では歯に関するさまざまな情報をお届けし、予防歯科で健康寿命を延ばし、健やかな未来を目指します。当たり前のようで知らなかった歯科の世界を、楽しくお勉強しましょう。それでは最後までお付き合いを、

福原+住友:よろしくお願いいたします。

住友:歯医者さんが教える歯の秘密。この番組は、あふれる笑顔をすべての人に、あゆみ歯科クリニックの提供でお送りいたします。

住友:あゆみ先生、今週もよろしくお願いいたします。

福原:よろしくお願いいたします。

住友:8月最後の週ですね。

福原:そうですね、8月29日です。もう夏休みも終わりですね。早いものですね。あっという間でした。

住友:あっという間の夏ですね。実は先生にお会いする度に、非常に気まずいことがありまして。

福原:そろそろ、年齢を言わなければならない、ということでしょうか。

住友:いえ、そこではありません。これだけ番組で、やれ予防歯科だ、やれ定期検診だ、とお伝えしているにも拘らず、右下の歯の治療をサボっています。

福原:なんですと。

住友:1カ月くらい行っていません。

福原:以前一度歯が割れて歯医者に行かれて、神経大丈夫かな、とおっしゃっていましたよね。

住友:そうなのです、痛すぎて。

福原:親知らずも抜きましたか。抜かないといけないかもしれない、ということでしたよね。

住友:親知らずは結局抜いていません。抜かない方がいいと判断されました。

福原:そうなのですね。では親知らずはそのまま置いておいて、歯だけ治しましょう、ということですね。

住友:神経を取らないといけないのではないか、というレベルまできていたのですが、何とか神経を残して削ってくださり、しばらく様子を見ましょう、となりました。半月後位にまた来てください、と言われたのですが、痛くないため放置しており、1カ月経ってしまいました。

福原:次に痛くなる時は、神経がだめになる時です。一回触った歯は、完治するところまで通われた方がいいと思います。

住友:はい。本当に私が悪い例だと思います。もう、忙しくて億劫になってしまいました。

福原:学生さんと違って社会人は忙しいですよね。歯医者さんには余程痛くなってからでいいか、となってしまいますよね。

住友:そうなのですよ。

福原:ギリギリの歯を削って、お薬を入れて何とか持っているときに治しておけばいいのですが、次に痛くなる時は、神経にまで到達してしまったときなので。

住友:だめですね、今のうちに行かないと。

福原:もし今、少しだけその部分に虫歯が始まっていても、それ程痛くはないのですよ。しかし、ある朝起きて、痛い、となった時は既に神経がだめになっている時です。

住友:時すでに遅しですね。

福原:そうなのですよ。そうなる前に治さないとならないのですが、今日も明日も痛くないので、明後日まで放っといてしまうのですよね。

住友:だめですよね。これだけお伝えしていながら、本当に私だめですね。反省しています。

福原:でも、多くの方がそういうものだと思います。忙しいですからね。そこを、何とか予定を空けていただいて、治し切るところまで通っていただいたらよいのではないかと思います。

住友:時間を作らないとだめですね。神経を残しておいて削るというのは何なのでしょうか。

福原:やはり、神経は残っていた方が歯の寿命は段違いに長いです。神経を取っていたら、後で銀歯を入れる時でも痛みを感じる可能性はないですよね。神経を取って、何年も経って神経の中が膿んできたら痛くはなりますが、直近でどうのこうのということはないですよね。しかし、若い人であれば、10年20年経ったのちに、神経がない歯が割れてきたりしますので。残せるのであれば神経は残しておいた方がいいです。ギリギリで神経を残したばかりに、神経が持たなくて痛くなったり、膿んでしまったりすることもありますので、どちらを治療として選択するか、はあるのですが私はギリギリでも残す方針で治療しています。

住友:今ギリギリだと思います。

福原:その結果、何カ月か後に痛くなった方も、実際いらっしゃいます。もちろん、最初に説明を差し上げていますので、やはり持ちませんでしたか、と治療に入りますね。ただ、持つ方の方が多いですね。どうでしょうか、10人のうち7、8人以上は持っているのではないでしょうか。私の感覚ではありますが。

住友:私は、綱渡り的な状態で、神経をギリギリ残してきている気がします。

福原:尚更、今の状態で確実に治していった方がいいと思います。

住友:そうですね。早く処置しないとなりませんね。

福原:ちなみに、歯の真ん中が削られているだけですか、それとも横の歯との間も削られていますか。

住友:横の歯との間も削られています。

福原:そうですか。詰め物は虫歯があった形によって、どういう形になるか決まってくるのですが、歯の真ん中だけが虫歯で、周囲はしっかり歯があります、という場合は、本当にちょっとした詰め物で済みます。しかし、隣の歯との間に虫歯が始まりますと、かなり小さな虫歯だったとしても、そこを削ると比較的大きいL字型の詰め物になってしまうのですよ。定期検診などで診ていても、L字型になる時があって、定期検診に通っていてもこんなに大きな銀歯になるのですか、と質問をお受けする場合があります。できる場所によって違うのですね。噛み合わせ部分が虫歯になる場合は、そこだけ削ったら終わりなのです。しかし、虫歯は歯と歯の間で起こり易いですね、磨きにくいから。歯と歯の間を削ると、そこだけでは詰め物は作れないので、そこと噛み合わせの部分とを合わせて入れないとならないので、どうしてもL字型の冠になってしまいます。

住友:大きくなってしまうのですね。

福原:そうです。

住友:わたし、それです。

福原:1番奥の歯でしたか。

住友:奥から2番目です。1番奥が親知らずで、その1本手前が健康な歯で、その手前が神経ギリギリの虫歯です。

福原:歯と歯の間にかかっているのは、手前側ですか、奥側ですか。

住友:奥側です。

福原:でしたら、まだ見えにくいですね。手前側の歯と歯の間に虫歯がある方は、そこを削ると、こちらからかなり見えるのですよ。笑った時に。そうすると、この間お話ししました金歯にしますと、キラッとします。輝くようになります。

住友:ある意味、輝く笑顔ですね。

福原:私はそれもいいかな、と思います。

住友:奥側ですので、金にしようかと思っています。

福原:奥でしたら、金でもあまり目立たないですね。

住友:先生が一押しの金歯で。見えないところは金歯がいいかもしれないですね。

福原:そうですね、●(00:06:19)同じだったら、絶対金歯がお得な気がしますね、今の時代。

住友:はい、早く行きたいと思います。

福原:すぐ、予約の電話をしましょう。

住友:次の収録日には、先生見てください、きれいになりました、と。リスナーの皆様にも報告させていただきます。

福原:はい、楽しみですね。虫歯の治療、これで完成いたしました、と。そんなことを言っていたら、1カ月くらいしてどこかの歯がまた割れたりすることもありますのでね。

住友:皆さまはサボってないですか。大丈夫ですか。

福原:早期発見、早期治療、を心掛けましょう。

住友:私みたいにならないように、皆さま行きましょう。さて、そろそろお別れの時間となりました。この番組の感想など、皆さまぜひお送りください。歯に関する疑問などもお待ちしております。宛先は、mail@kiku-fm779.com、またはファックス072-843-8686までお送りください。お待ちしております。

福原:では、また来週のこの時間にお目にかかりましょう。歯医者さんが教える歯の秘密、お相手はあゆみ歯科クリニック院長福原隆久と、

住友:住友未央でした。それでは、来週まで、

福原+住友:ごきげんよう。

住友:歯医者さんが教える歯の秘密、この番組は、あふれる笑顔をすべての人に、あゆみ歯科クリニックの提供でお送りいたしました。