セラミック・ジルコニアの長所短所
福原隆久:歯医者さんが教える、
福原+住友:歯の秘密。
福原:こんにちは。木曜日の昼下がり、いかがお過ごしですか。ここからは歯医者さんが教える歯の秘密、でお楽しみください。お相手はあゆみ歯科クリニック院長福原隆久と、
住友未央:住友未央です。この番組では歯に関するさまざまな情報をお届けし、予防歯科で健康寿命を延ばし、健やかな未来を目指します。当たり前のようで知らなかった歯科の世界を、楽しくお勉強しましょう。それでは最後までお付き合いを、
福原+住友:よろしくお願いいたします。
住友:歯医者さんが教える歯の秘密。この番組は、あふれる笑顔をすべての人に、あゆみ歯科クリニックの提供でお送りいたします。
住友:あゆみ先生、今週もよろしくお願いいたします。
福原:よろしくお願いいたします。
住友:先週に引き続き、メッセージをいただいております
福原:ありがとうございます。
住友:ラジオネームいくら丼さん。いつも本当にありがとうございます。やはり、メッセージをいただけることはうれしいですよね。
福原:うれしいですよね。聞いてくださっている方がいるのだな、という。
住友:そうですよね。以前にも応援メッセージや質問メッセージをいただいておりました。やはりうれしいですよね。
福原:ラジオ収録は部屋でしておりますので、皆さまに聞いていただけているのか、政界には自分たち2人しかいないのではないか、などと思ってしまうこともあって、が少し不安ですよね。
住友:はい、一人で話しているときなどは、一人ボケ・ツッコミみたいになりますからね。
福原:そうですよね、やはりそうなりますよね。
住友:なります。反応があることはとてもうれしいですよね。
福原:本当にそうですね。最後の人類ではないのだ、くらいの勢いでうれしくなります。
住友:私たち本当に、皆さまからのメッセージが大好物ですので、送っていただけますとうれしいです。
福原:駅のスタジオで収録するときはいいですよね、通行人の方々がいらっしゃいますし、反応もいただけますし。
住友:そうですね。あそこは楽しいです。
福原:やはりそうですか。
住友:いつか公開生放送したいですね。
福原:ぜひとも、よろしくお願いいたします。以前一度、あそこで話したことがありますよね。
住友:そうです、私の番組に来ていただきました。
福原:そうですよね、何かあそこで話した気がしていました。
住友:さて、メッセージです。あゆみ先生、こんにちは。いつも楽しい放送ありがとうございます。
福原:ありがとうございます。
住友:最近の歯の治療はハイテクですね。すごく進歩していますね。詰め物のお話の回だと思うのですが、ジルコニアはジュエリーにも使われていますよね。とメッセージをいただいています。
福原:そうですね。人工ダイヤモンドとして、ダイヤの人工物としてお値段を下げたりするときに使われることがありますね。まさにその通りでございます。よくご存じですね。
住友:詰め物ですか。かぶせ物ですか。
福原:両方ともあります。ジルコニアは詰め物にも使えます。当クリニックで主にかぶせ物に使っています。白い、セラミックのジャンルとなります。以前お話していた、e-maxやガラスセラミックなどのジャンルですね。その中でジルコニアは一基本的に番硬いものとなります。強度としては最強です。その意味では割れにくいですが、自分の歯よりも硬いので私は詰め物には使っていないです。賛否両論ありますし、実際に使っていらっしゃる歯医者さんも増えてきています。ですので、私がお話しすることがすべてではありませんが、自分の歯より中に詰める詰め物が硬くなりすぎと、噛み合わせ力とのバランスが悪くなるのではないか、という考え方があります。それよりも、天然の自分の歯と似たような強度で少し弱い強度のe-maxというセラミック、言い換えますと自分の歯より弱いので、セラミックが擦り減ることはあっても、自分の歯にダメージを与えにくい、という理由から当クリニックではe-maxを使っています。とはいうものの、患者様の中には詰め物が割れるのは嫌です、痛いです、と言われる方もいらっしゃいますね。
住友:分かります。詰め物が割れたときは、本当になんと表現したらよいのか、自分のテンションが非常に下がります。
福原:そうですよね。歯医者で入れた詰め物が割れた、となりますと、一体それはどういうことだ、となりますよね。
住友:そうなのですよね、どうしてもそうなりがちです。
福原:それでしたら、硬いジルコニアを詰め物にいれて、もし割れるにしても歯が割れるだけですよ、当クリニックが入れたこのジルコニアは割れていないでしょ、と話した方が、歯科医としては自分の身を守れるのですよ。しかし、これはいいことなのかと言うと、私は違うのではないかと思います。非常に固いものを噛んでも、自分の歯よりもまずは、入れてあるセラミックが先に割れた方が安全ですよね、本当は。患者様には、割れてしまって申し訳ありません、ということにはなりますが。ですから、私は少し強度が弱いですがe-maxを使っています。見た目の色はe-maxを使っている方が段違いにきれいです。ジルコニアは真っ白です。最近はきれいな色のものも出てきているので、これからの時代はジルコニアがどんどん発展していくのだろうとは思っています。見た目はきれいになっていくにしても、硬さの面でどうだろうか、と思います。私もe-maxが割れて、患者様から割れたじゃない、と言われ、申し訳ありませんでした、となることもあります。その時に、値段も同じでどちらを使ってもいいのだから、すべてジルコニアにしようかな、と思うこともあります。詰め物は割れていませんよ、となった方が歯医者としては安心なのかな、とも思うのですよ。しかし、それは違うな、と。
住友:あゆみ先生、優しいですよ。私の左下に入っているの、これですよ。
福原:そうなのですね。
住友:これです。ジルコニアダイヤモンドと言われました。
福原:いいものですよ、多くの歯医者の方が使われていますし。
住友:非常に硬いものを入れておいたからね、と言ってくださって、ありがとうございます、と思っていました。今、あゆみ先生のお話を伺っていましたら、そちらの方が良かったと思ってきました。
福原:多くはないですが、割れたりすることがあるのも確かですしね。100本入れた中で5年後に割れるのは1~2本程度ですが。1,000本も入れていたら、やはり割れました、という方も出てこられますので、その際は申し訳ありません、となりますね。こちらも割れてしまると心が痛みますのでジルコニア、という選択肢もありますが、やはり今のところはe-maxで治療しています。どちらもありだと思います。考え方次第ですよね。私は、かぶせ物に関して前歯はe-maxですが、奥歯には絶対に使いません。やはり割れたら嫌だからです。かぶせ物とは、自分の歯が中身だけ残っていて、上からすっぽりかぶせます。かぶせた自分の歯へのダメージの影響を考える必要もないため、ある程度硬いものを使います。気を付けることとして、かぶせ物をした反対側の歯、例えば下の歯にかぶせ物をしたとしましたら、上の歯ですね。上の歯へのダメージを考え、噛み合わせ調整で後からでも調整ができます。こうした理由から奥歯のかぶせ物にはジルコニアを使っています。もちろん、いろいろな種類のものがありますが、セラミック系はジルコニアを使いますね。
住友:私は奥歯がジルコニアでしたので、安心しました。
福原:かぶせ物ですか。
住友:はい、かぶせ物です。
福原:でしたら問題ありませんね。当クリニックでも奥歯のかぶせ物にはジルコニアを使っていますしね。
住友:良かったです、安心しました。
福原:嚙み合わせ調整だけ、きちんとしていれば大丈夫ですので。
住友:はい、ありがとうございます。ずっと私もいくら丼さんと同じ疑問を持っていました。ジュエリーと同じものなのかな、と。
福原:どちらでもいいのですよ、繰り返しになりますが。どちらだとしても皆様安心していただいて大丈夫です。
住友:疑問に答えていただいてありがとうございます。皆様も歯に関する疑問などがありましたら、どんどんメッセージをお送りください。お待ちしております。宛先は、mail@kiku-fm779.com、またはファックス072-843-8686です。お待ちしております。
福原:では、また来週のこの時間にお目にかかりましょう。歯医者さんが教える歯の秘密、お相手はあゆみ歯科クリニック院長福原隆久と、
住友:住友未央でした。それでは、来週まで、
福原+住友:ごきげんよう。
住友:歯医者さんが教える歯の秘密、この番組は、あふれる笑顔をすべての人に、あゆみ歯科クリニックの提供でお送りいたしました。