• 豆知識

インプラントの手法について

福原・住友:「歯医者さんが教える、歯の秘密!!」。

福原:こんにちは。木曜日の昼下がり、いかがお過ごしですか。ここからは、「歯医者さんが教える、歯の秘密!!」でお楽しみください。お相手は、あゆみ歯科クリニック院長、福原隆久と。

住友:住友未央です。この番組では、歯に関するさまざまな情報をお届けし、予防歯科で健康寿命を延ばし、健やかな未来を目指します。当たり前のようで知らなかった歯科の世界を楽しくお勉強しましょう。それでは最後までお付き合い、

福原・住友:よろしくお願いいたします。

住友:「歯医者さんが教える、歯の秘密!!」。この番組は、あふれる笑顔をすべての人に、あゆみ歯科クリニックの提供でお送りします。先生、今日もよろしくお願いします。

福原:よろしくお願いします。

住友:今日は3月14日、ホワイトデーですね。

福原:そうですね。もう14日ですね。

住友:先生、花粉が厳しそうですね。

福原:花粉が今日は特に。今年は今までこんなことはなかったのですが、今日は鼻水が出ますね。

住友:歯医者さんもやはり花粉には勝てないのですね。

福原:勝てないですね。花粉症は歯を磨いても治らないですね。

住友:そうですね。大敵ですね。

福原:そうですね。耳鼻科さんに行ってくることにします。

住友:よく、花粉症の方は沖縄に逃れたりとかするじゃないですか。

福原:そうなのですか。沖縄に行くと花粉が少ないのですか。

住友:ピタッと止まるそうですよ。

福原:確かにスギとかがあまりなさそうですよね。

住友:私も沖縄にときどき行くのですが、そのたびに花粉やアレルギー性鼻炎がピタッと止まるのですよ。

福原:帰ってきたらまたなるという。

住友:そうなのです。沖縄に1日でも2日でも3日でもいたいという。

福原:春のこの時期、いいですね。

住友:行きたいなと思いますね。海外の方はどうなのですか。ハンガリーでしたか。

福原:ハンガリーに行きました。本当に良かったです。

住友:研修で。少しだけお話を聞きましたね。

福原:そうですね。3日間行ってきました。前後があるので、結局1週間ぐらいの予定になるのです。ハンガリーのIstvan Urban先生という、世界的にすごく有名な先生がいらっしゃいまして。インプラント治療の際、骨が少ない人は骨を足さないとインプラントが入れられないのですが、その骨の足し方にもいろいろな方法があるのですが、その中でも一番最新で、すごくたくさんできるだろうという。今までよりもたくさん作るのには簡単な方法で、確実にできるだろうという方法を考案した先生なのです。

住友:そうなのですか。すごい先生ですね。

福原:もともとハンガリーの方なので、英語などで書かれている教科書なのですが、それが翻訳されたものが日本や世界各国で売られていて、世界的に著名な先生です。そこで日本から30名ぐらいで行きました。ハンガリーで教えを請いまして、実習をしました。実際に人を使ったりすることができるのです。

住友:日本ではできないのですよね。

福原:そうですね。ご献体といったのです。ハンガリーのブダペスト大学の解剖の教授もその場にいらっしゃって、その方にも習いながらやっていくという実習で、修業を積むということですね。

住友:Urban先生は厳しいのですか。

福原:見た目はハリウッドスターのような格好いい感じで。

住友:そうなのですか。

福原:そうです。背も高くてすらっとされていて、外国の人だなという感じですね。

住友:俳優さんに例えるとどういう感じの人ですか。

福原:イメージとしては、舘ひろしをすごく若いころに欧米人にした感じですかね。

住友:舘ひろしさん。ダンディーな。

福原:この人ですね。

住友:ありがとうございます。画像を見せてもらいます。ダンディー、格好いいです。

福原:若く見えますけれども、確かもう50代になられていましたね。

住友:関西弁で言うと、シュッとしているという感じの。

福原:そうですね。シュッとしているハンサムな方ですね。

住友:確かに歯医者さんっぽくないですね。お医者さんというよりも役者さん的な。

福原:そうですね。役者さん的な。ずっと講演や、人前でたくさん、世界講演などもしている方なので、それでそういうふうな感じなのでしょうね。

住友:その先生に3日間ぐらい研修を受けられたのですね。

福原:研修を受けて、講義と、この先生が自分の患者さんに行っている治療をライブオペといって周りで見たり、あとは実習ですね。ご献体で実習させていただいたり、本当に濃密な3日間でした。いろいろな勉強と学びになりました。

住友:やはり日本ではできない勉強ですよね。

福原:そうですね。それを日本に持ち帰ってきて、そういうものがまた日本でも広まればいいなと思っています。斬新な方法でもあり、しかし確実な、丁寧なやり方ですね。

住友:日本は歯医者の技術は進んでいるのですか。

福原:僕は進んでいると思います。この方法はソーセージテクニックといって、それを特許的なものを取られて、登録商標も取られて広めていらっしゃるのですが、おそらく日本でも似たようなことをやっていた日本の先生はいたとは思いますね。それはそんなに広まっていない、世界的にどうこうというわけではないだけで。日本の技術というのは、僕は結構好きですね。それは例えばトヨタなり、パナソニックなり、京セラなり、日本で誇れるものはたくさんありますよね。

住友:歯医者さんではなく、日本の技術で。

福原:はい。日本の歯医者さんの技術も人によっては、こういうふうにしゃべっていても、おそらくこれを聞いた歯科医師の方であれば半々ぐらいかもしれないですけれども、「いや、アメリカが進んでいるんだ」とか、「ヨーロッパが進んでいるんだ」とか、そう言う人はたくさんいると思います。でも、僕は日本の技術というのはすごいものだと思っています。日本でやっていらっしゃるケース、患者さんをこうして治しましたというような方法というのはすごく優れているのではないかなと、諸先輩方を見ていて思いますのです。ただ、日本のデンティストとしての海外に対するブランディング力というのは、もしかしたら世界よりも弱いので、一見、アメリカが進んでいるとかドイツが進んでいるというふうに見えるのかもしれないですね。

住友:そんなふうに見えてしまいましたか。

福原:そうですね。ひとつひとつのケースプレゼンテーションを見ていると、日本の先生は十分にすごいのではないだろうかというのはたくさん見ましたね。

住友:でも、日本は丁寧な気がします。

福原:そうですね。丁寧だし、細かい治療なども。あと、日本人の口というのは欧米人に比べて難しい面もあります。顎がそもそも小さかったり、骨が弱かったり。

住友:インプラントをするには少し難しいですよね。

福原:そうですね。また、軟組織といって、歯茎が欧米人に比べて薄いので、より繊細な技術がないときれいに歯茎の三角形、歯間乳頭というのですが、ここがきれいに治ったり、美容整形のような感じなのですが、このU字ラインをきれいに整える、移植をして持ってくるというのが欧米人よりも東洋人の方が難しいというのはありますね。それにしっかりと対応して日々やっているので、あながち捨てたものではないというか、十分誇ってよいのではないだろうかと思います。

住友:あゆみ先生のような人が海外に行って、舘ひろし先生に教えていただいて、また、その技術を持って帰ってきていただいてというのはうれしいですよね。

福原:そうですね。それがまたどんどん広がっていけばいいなと思いますね。

住友:さらにレベルアップしたあゆみ先生の知識を、また来週からお聞きしたいと思います。

福原:ぜひよろしくお願いします。

住友:よろしくお願いします。皆さんもぜひ、番組の感想など、メッセージをいただきたいですね。

福原:そうですね。よろしくお願いします。

住友:全てのメッセージは、mail@kiku-fm779.com。または、ファクス072-843-8686までお送りください。

福原:では、また来週もこの時間にお耳にかかりましょう。「歯医者さんが教える、歯の秘密!!」。お相手は、あゆみ歯科クリニック院長、福原隆久と。

住友:住友未央でした。それでは来週まで、

福原・住友:ごきげんよう。

住友:「歯医者さんが教える、歯の秘密!!」。この番組は、あふれる笑顔をすべての人に、あゆみ歯科クリニックの提供でお送りしました。