• 豆知識

バレンタインチョコレートと虫歯

福原・住友:「歯医者さんが教える、歯の秘密!!」。

福原:こんにちは。木曜日の昼下がり、いかがお過ごしですか。ここからは、「歯医者さんが教える、歯の秘密!!」でお楽しみください。お相手は、あゆみ歯科クリニック院長、福原隆久と。

住友:住友未央です。この番組では、歯に関するさまざまな情報をお届けし、予防歯科で健康寿命を延ばし、健やかな未来を目指します。当たり前のようで知らなかった歯科の世界を楽しくお勉強しましょう。それでは最後までお付き合い、

福原・住友:よろしくお願いいたします。

住友:「歯医者さんが教える、歯の秘密!!」。この番組は、あふれる笑顔をすべての人に、あゆみ歯科クリニックの提供でお送りします。あゆみ先生、今日は2月14日、何の日でしょうか。

福原:2月14日、バレンタインデーですね。世間ではチョコレートだらけということで、お前らはどれだけ砂糖を食べるのかと。やめておけと。歯ブラシでも売ってくれたらいいのにという、そういう日ですね。

住友:歯医者さん的にはそんなふうに考えるのですね。

福原:どれだけチョコレートを消費するのかと、世の男性は喜んでいるので何とも言いませんが、ぜひチョコレートと一緒に歯ブラシを売ってほしいところですね。

住友:チョコレートと歯ブラシをセットで売れば売れそうですね。

福原:セットで売るといいと思うのです。コンビニに行っても、入り口の棚が全部チョコレートみたいな。どれだけ売っているのかと。歯ブラシも一緒に並べろと。歯ブラシはコンビニでいうと奥の方で、下着などが一緒に売っているあの辺に売っているだけで。この時期は歯ブラシを手前に持ってきたらよく売れるのではないかなと。

住友:売れるかな。

福原:売れないかな。みんなチョコだけ買っていくのかな。

住友:先生は毎年、チョコレートをどれぐらいもらうのですか。

福原:僕はもうないですね。職場のスタッフにもらったりはするのですが、それぐらいです。あとは妻にもらうぐらいで、そんなものです。

住友:いいですね。お子さまからは頂いたりしますか。

福原:子どもが何か作ってくれていたりしますね。

住友:うれしいですね。

福原:女の子が、今年は上が9歳で、下が年少だから4歳になるのかな。誕生日がばらばらで、それぞれ何歳か、1歳ずつずれていったりするのですよね。9歳、7歳、6歳、4歳、2歳のはずなのです。

住友:お子さまが5人もいらっしゃいますものね。

福原:この子は、誕生日はまだ来てないなとか、年齢がずれるのです。今年は下の子も一緒に作ったりするのかな。楽しみにしたいですね。

住友:うれしいですね。娘さんからいつまでもらえるかですよ。

福原:そうですね。あと10回もすれば19歳ですからね。もうどこかへ行っていたりするかもしれないですからね。

住友:ちょっと厳しいかもしれないですね。

福原:すーみんは、何歳までお父さんにあげていたのですか。

住友:私はもう小学校のときだけですかね。

福原:中学になったら「まあ、いいか」みたいな。

住友:そうなりますよね。

福原:さみしいな。世の中のお父さん、聞いてください。これが現実です。いやー、悲しい。

住友:逆に20歳を過ぎたらあげるようになりましたよ。

福原:大人になったらね。世間のお父さん、お喜びください。これが世間の現実です。素晴らしい。今年はあげるのですか。

住友:そうですね。毎年、あげるようにはしていますけれども、チョコレートではなくて、お酒のおつまみとかになっています。

福原:すーみんパパ、ご期待ください。今日、帰るともらえますからね。

住友:そうですね。さて、バレンタインデーということで、チョコレートをもらって喜ぶ男性は多いと思いますが。

福原:うれしいですね。

住友:やはり食べた後に気になるのが虫歯です。

福原:そうですね。

住友:チョコレートはやはり虫歯になりやすいのですか。

福原:なりやすいですね。やはり単純に砂糖が入っている量が多いのと、粘着性があるので磨き残しが多いのです。この時期にチョコレートをたくさん食べていただくと、2月末、3月末ぐらいに、虫歯の男性がどっと歯医者さんに押し寄せるということはないのです。そうならないのかなとは不思議ですね。なっているのではないでしょうか。統計を取ったことはないし、おそらくそんな統計は出たことがないので分からないです。どこかの学会でそういうことを調べてほしいですね。

住友:面白いですね。面白いと言ったら少し不謹慎かもしれないです。

福原:そうですね。疫学や口腔衛生分野などでそういったデータを取ったら面白いですね。男性が虫歯に罹患(りかん)しやすい時期みたいな。

住友:チョコレートは、ポテトチップスよりかは虫歯になりやすいですか。塩辛いスナック菓子よりかは。

福原:なりやすいと思いますね。虫歯菌からすればチョコレートもポテトチップスも同様で、糖分を食べるだけなので、その中に入っている砂糖やショ糖、ジャガイモのでんぷんも結局は糖じゃないですか。単糖や二糖とかいろいろあって、ジャガイモが何かは忘れましたけれども、でんぷんというのは結局、糖なので、虫歯菌からすれば同じなのですね。糖分の入っている量、割合というか密度ですかね。同じグラム数に対してであれば、それはチョコの方が多いと思うので、チョコの方が虫歯になりやすいとは思いますね。

住友:食べる時間帯は関係ないのですか。チョコレートを朝食べるのと、夜や夜中に食べるのとでは。

福原:どうでしょうか。歯磨きをすぐにしたり、前後にしていれば問題ないでしょうね。現実的な話でいうと、起床後というのは寝た後なので、朝起きたときに口の中が気になると言う人もいると思うのですが、起床後はやはり虫歯菌も歯周病菌も口の中にたくさんいるのですよ。寝ている間に細胞分裂をしていますのです。食べてそのまま放っておくのは一番虫歯になりやすいでしょうね。前にも少し言ったかもしれないですが、起きた後は朝ご飯を食べる前に歯を磨いてほしいのです。まず菌の量を減らして朝ご飯を食べて、よく言えばもう1回しっかりと磨いてほしいのです。●(00:05:58)食べた後という意味で。そうすればチョコを挟んでも大丈夫だと思います。朝起きて、朝ご飯がないからとチョコを食べて、そのまま仕事に行ったら最低でしょうね。

住友:最低ですか。

福原:最低ですね。口も臭くなるし、虫歯にもなるしということで恐ろしいですね。全力で磨いてから食べて、また磨いてもらえば大丈夫です。時間といえばそれぐらいではないでしょうか。ただ、昼ご飯を食べた後に磨かずに、夜にチョコを食べれば虫歯にはなりやすいでしょうけれども。

住友:お昼もやはり磨かないと駄目ですか。

福原:もちろんです。食後は必ず磨いていただいて。磨かなかった時間によって菌が増えると思っていただければいいと思うので、チョコも考えながら食べていただければと思います。

住友:時間帯というよりは、磨くかどうかという感じなのですね。

福原:そうです。現実の生活に即したときに、起床後、食べる前に磨くと菌が多いから、朝は多いというような俗説もあります。磨いていればそんな問題はないです。

住友:私の友達の彼氏さんが、朝起きてまずチョコパイを食べるそうなのです。それは最悪ですよね。

福原:それは彼女さんが作っているのですか。

住友:市販のものですね。エンゼルとかのチョコパイを。

福原:チョコパイを朝ご飯として食べていらっしゃるのですね。

住友:あれを3個ぐらい食べるそうです。

福原:即座に歯を磨いてください。

住友:伝えておきます。

福原:食べた後、そのまま歩いていって歯を磨いてもらえば大丈夫です。

住友:分かりました。伝えておきます。

福原:ぜひよろしくお願いします。

住友:今日はたくさんチョコをもらう男性も多いと思いますけれども、食べる前後はしっかり歯磨きしましょう。

福原:はい、磨いてください。

住友:さて、お別れの時間となりましたが、この番組の感想などもぜひお送りください。また、歯に関する疑問や感想などがあればお待ちしております。ぜひ送ってください。宛先は、mail@kiku-fm779.com。または、ファクス072-843-8686までお送りください。お待ちしています。

福原:では、また来週もこの時間にお耳にかかりましょう。「歯医者さんが教える、歯の秘密!!」。お相手は、あゆみ歯科クリニック院長、福原隆久と。

住友:住友未央でした。それでは来週まで、

福原・住友:ごきげんよう。

住友:「歯医者さんが教える、歯の秘密!!」。この番組は、あふれる笑顔をすべての人に、あゆみ歯科クリニックの提供でお送りしました。