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治療中の低気圧環境

福原隆久:歯医者さんが教える、

福原+住友:歯の秘密。

福原:こんにちは。木曜日の昼下がり、いかがお過ごしですか。ここからは歯医者さんが教える歯の秘密、でお楽しみください。お相手はあゆみ歯科クリニック院長福原隆久と、

住友未央:住友未央です。この番組では歯に関するさまざまな情報をお届けし、予防歯科で健康寿命を延ばし、健やかな未来を目指します。当たり前のようで知らなかった歯科の世界を、楽しくお勉強しましょう。それでは最後までお付き合いを、

福原+住友:よろしくお願いいたします。

住友:歯医者さんが教える歯の秘密。この番組は、あふれる笑顔をすべての人に、あゆみ歯科クリニックの提供でお送りいたします。

住友:あゆみ先生、今日もよろしくお願いいたします。

福原:お願いいたします。

住友:先週は神経の治療について、いろいろとお伺いしました。

福原:はい、そうですね。

住友:私の右下の歯の治療についての内容でした。ありがとうございます。

福原:そうでしたね、神経治療。丁寧にこちらからやっていきましょう。

住友:はい。もうすぐ神経を抜くことになると思います。ちなみに神経の治療は、結構期間がかかりますね。やはり、3、4回通わないといけませんか。

福原:そうですね。お薬交換だけで平均すると3,4回の受診は必要かと思います。

住友:そうなのですか。

福原:いろいろな流派がありますので。

住友:流派ですか。

福原:はい。各大学によっても、大学卒業後の勉強グループ(スタディグループ)の中でもさまざまな流派があります。先生によっては、神経を取ったその日に保存薬を塗り込まれる先生もいらっしゃいますし、根治療であるお薬交換は一回だけします、という先生もいらっしゃいます。平均的にみると、3、4回はするのではないでしょうか。ただし、どちらがいいということではありません。さまざまな方法、薬のメーカーや薬の種類がありますし、また、保険が使えるもの、使えないものがありますので、一様には言えません。さまざまな流派があるということです。

住友:先生の流派は何になるのですか。

福原:いくつかの勉強会に所属しています。私の場合、神経を取り、通常の保険治療でお薬交換による根治をする際、他に悪いところがない神経であれば、平均で2,3回、若しくは3,4回くらいでしょうか。患者様にはおおよそ3回くらいとお伝えしています。

住友:やはり、それくらいの回数になるのですね。

福原:はい、お薬交換だけでそれくらいの回数となります。そこに保存薬を入れて、抜いた歯の土台というべき部分に、ブロックのようなネジみたいなものを入れます。その上からかぶせ物をすることになります。当院では、平均しますと歯がつくまで平均7回ほどかかる旨のご説明をしております。そこに至るまでをもっと縮める先生もいらっしゃるでしょう。また、土台を入れた後の嚙み合わせに関して、全体を見渡した上で他の歯の治療が終わった最後に型取りを行うことにより、もっと時間がかかるやり方をする先生もいらっしゃいます。本当にさまざまです。

住友:そうなのですね。1カ月はかかるのではないか、と私は思っています。そろそろ気温も上がり暑くなって参りました。沖縄の話という訳ではありませんが、ダイビングをしたいと考えています。

福原:長期休暇で沖縄といえば、LCCのピーチかジェットスターですね。

住友:先生はLCCが大好きですよね。

福原:●(00:03:28)本当に安いですよね、LCC。

住友:LCCは安いですよね。シンプルピーチにしたら、本当に安いです。

福原:そうですね。よく考えたら、東京まで新幹線で向かうより、沖縄までピーチで行く方が安いです。値段設定が驚きですね。

住友:新幹線よりも安いのですね。

福原:はい。ただし、こちらからの出発が夕方であったり、向こうからの帰りの便の出発が朝であったりします。そのようなことを考慮しても、安くていいことだなと思います。

住友:あゆみ先生、最近ピーチ関係の方で、仲のいい方ができたのですか、非常にピーチを推挙していらっしゃいますが。

福原:いえいえ。ゴールデンウィークでピーチを利用しましたが、そのときも自分の中ではかなり衝撃的な安さでした。またそれ以前、北海道に向かったときもピーチでした。その時も非常に安いな、と思っていました。

住友:今後の旅行でも、7人家族でもいらっしゃいますし、LCCを利用なさいますか。

福原:そうですね、非常に安いですので。

住友:はい。私もANAやスカイマークとピーチを、往復の中で組み合わせて利用しています。

福原:そうなのですか。

住友:はい。安いですし、いいですよね。

福原:驚くほど安いですね。

住友:実は、5月~7月にかけて、沖縄にダイビングに行こうと予定しています。それには少し心配があります。歯の治療をしているときに飛行機に搭乗すると、歯が痛くなるとよく伺うのですがいかがでしょうか。

福原:よく耳にしますよね。

住友:その上、ダイビングでも痛くなるのではないか、と心配しています。

福原:私は飛行機について詳しくはありません。ですが確かに飛行機に乗ると歯が痛くなる方は多いようです。歯を抜いた後の傷がある方や、神経を治療中の方でしたら、気圧が下がることによって歯に引圧(引っ張る力)がかかり、痛くなることが想像できます。歯の根の組織が引っ張られてしまいますので。しかし、現在の飛行機の中で、気圧が下がったりするのかどうかは疑問に思っています。

住友:どうなのでしょうか。

福原:少しは下がっているのでしょうかね。

住友:少しは下がっているのかもしれませんが、そこまで大きく下がるものでしょうか。

福原:。昔の飛行機であれば気圧が下がることもあったと思うのですが、現在でも地上の気圧と比べて大きな差があるのでしょうか。今の時代の飛行機でしたら、気圧は密閉されているのではないかと思います。むしろ酸素が漏れたりしますと大変なことになるのではないかと思うのです。詳しくは存じませんので、航空関係者の方に伺ってみないと分からないことですね。気圧が下がった場合、炎症などがある場所が痛くなるのは事実です。このことから考えますと、直接空を飛ぶスカイダイビング等を行うのでしたら、必ず痛くなります。どのように症状を感じるかということは別にして、人間の生態学的な痛みを感じるはずです。

住友:では、飛行機の中でしたら大丈夫でしょうか。

福原:現在の飛行機でも少しくらい気圧は下がるのかもしれませんが、確実な情報を調べてみましょう。

住友:あまり考えすぎない方がいいでしょうか。

福原:そうですね。しかし事実、海外旅行に行かれた方で、非常に痛かったとおっしゃる方は多いですよ。気圧が下がるのか、または故意に下げているのかは不明ですが、飛行機の中で気圧が下がること、はあるのかもしれないですね。

住友:そうですね。ダイビングは海の中のことですので、どうなのでしょう。

福原:ダイビングは水圧がかかりますが、深海魚を見に行く程の深さ、というものではないですよね。20m~30m程度の水圧であれば、体は押されても歯の中の圧力が変化するわけではありませんので、影響はないかと思われます。

住友:そうなのですね。影響がないということでしたら、過度に心配せずにロキソニンを持参する程度の準備で臨もうと思います。

福原:歯については詳しいのですが、水圧や気圧のことに関しては詳しくありませんので、断定的なことは言えません。ただ人間が素潜りで潜れる程度の深さであれば大丈夫ではないでしょうか。プロフェッショナルの方がかなりの深海まで行かれるということであればまた、別の話になるかと思いますが、ダイビング程度であれば大丈夫だと思います。

住友:体調にもよりますね。

福原:そうですね。ダイビングの方は大丈夫ではないでしょうか。飛行機に乗った場合はやはり痛くなるかと思います。

住友:分かりました。あまり深く考え過ぎると、余計に痛くなるような気がいたします。どちらにしましても、海の中ではどうしようもできませんから。まずは治療を続けていきたいと思います。

福原:仮蓋が外れて、水深30mで海水を口に入れ過ぎたら痛くなるかもしれませんね。

住友:そこまでのことにはならず、大丈夫かと思います。では皆さま、この番組の感想をお送りください。宛先はmail@kiku-fm779.com、またはファックス072-843-8686です。お待ちしております。

福原:お願いいたします。では、また来週のこの時間にお目にかかりましょう。歯医者さんが教える歯の秘密、お相手はあゆみ歯科クリニック院長福原隆久と、

住友:住友未央でした。それでは、来週まで、

福原+住友:ごきげんよう。

住友:歯医者さんが教える歯の秘密、この番組は、あふれる笑顔をすべての人に、あゆみ歯科クリニックの提供でお送りいたしました。