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歯医者さんの仮歯について

福原・住友:「歯医者さんが教える、歯の秘密!!」。

福原:こんにちは。木曜日の昼下がり、いかがお過ごしですか。ここからは、「歯医者さんが教える、歯の秘密!!」でお楽しみください。お相手は、あゆみ歯科クリニック院長、福原隆久と。

住友:住友未央です。この番組では、歯に関するさまざまな情報をお届けし、予防歯科で健康寿命を延ばし、健やかな未来を目指します。当たり前のようで知らなかった歯科の世界を楽しくお勉強しましょう。それでは最後までお付き合い、

福原・住友:よろしくお願いいたします。

住友:「歯医者さんが教える、歯の秘密!!」。この番組は、あふれる笑顔をすべての人に、あゆみ歯科クリニックの提供でお送りします。先生、今日は1月10日ということで、お仕事はもう始まっていますよね。

福原:そうですね。

住友:年内は1月4日からスタートでしたか。

福原:そうですね。1週間弱がたったところですね。

住友:お餅で銀歯が取れたという方はいらっしゃいましたか。

福原:何件かだけ、ありましたね。そんなにたくさんはいなかったです。

住友:やはりあるのですね。

福原:やはり、毎年これはありますね。お餅に限らずです。何か食べていて、お正月の5~6日間休んでいますから、何か取れたというパターンですよね。

住友:そうですね。病院や歯医者さんは、お正月明けは混みそうですよね。

福原:そうですね。おそらくどこもそういう、何か取れたとか、正月中に虫歯が普通に痛くなったとか、そういうのはあるのではないかなと思います。

住友:先週、歯が取れる原因などをお聞きしたのです。仮歯のお話も時間があるときにしますと言ってくれていましたよね。

福原:そうですね。前まで言っていたのが、本番でしっかりと付けたもの、銀歯や金歯、セラミックでしっかり付いたものが取れたときの原因なのです。それ以外に、お正月でもっと多いのはやはり仮歯なのです。

住友:仮歯、そうなのですか。

福原:そうなのです。年末に、例えば銀歯の型取りをするとするじゃないですか。でも、出来上がるのは1週間後とかになるのです。技工所という工場で銀歯などを作るのですけれども、年末年始は割と技工所さんも休みになるのです。

住友:そうですね。

福原:なので、2週間ぐらいかかってしまったりするのですね。年末年始で間を挟んで3週間とか、型を取ってから付けるまでが空くので、このときに仮歯を付けているのですね。削ったままだと穴が開いたままになってしまうのです。

住友:銀歯や歯を入れるまでの間に付けているものを仮歯というのですね。

福原:そうです。

住友:付けたことがあります。

福原:ありますよね。あの仮歯がまた取れやすいのですよ。もちろん仮歯なので、取れるように作ってあるものなので、それがお餅などで取れると。普段であれば、型を取って付けるまで大体1週間でできると思うのですけれども、年末年始やゴールデンウィークのときは工場も休むし、その前後の日にちが、何曜日がいいというのが合わなかったりして、3週間ぐらい空くときがあるのです。

住友:結構、空きますね。

福原:そうなのですよ。言っている間に取れたりするのですね。それはそれで仮歯なので、取れるのは仕方がないのです。取れたときに何が問題かというと、例えば神経がある歯を銀歯の形を削って型を取っていると、この仮歯が取れると、中が結構歯の中身なのですね。象牙質というのですけれども、その向こう側にすぐ神経があるのです。

住友:痛そうですね。

福原:そうなのです。しみるのですよね。

住友:聞いただけでももう鳥肌です。

福原:冬場はそうなのです。お餅を食べて取れました、その後、ちょっと冷えたお水を飲みます。冷たいものがしみたりなどがあったりするので、そこで皆さんにご苦労を掛けることもあります。「仮歯なので、すみません」と言いながらなのです。もちろんそういうことはありますよと、付けるときに説明はするとは思うのです。それはよく言われるのですけれども、「取れて非常に痛かったから、この歯は駄目なのではないか」というような。それは削った後、神経に近いところまで、元の歯から比べたら3ミリや4ミリの分厚さで削っているわけなので、水が掛かるのが3ミリか4ミリ、神経に近くなりますのです。象牙質という歯の中身の成分は、一番外側のエナメル質と比べるとやはり弱いというか、そんなに硬い成分ではないのです。そこでものが当たると痛いですし。すぐそこが神経なのでね。痛みを感じるということは中の神経がちゃんと生きているよということなのです。

住友:そうですよね。しっかり神経が通っているということですね。

福原:そうなのですよ。これが何かで中の神経がうんでしまっていると何も感じないですね。仮歯が取れて熱いものも冷たいものも逆に何も感じないというのは、ここの神経は大丈夫かという話になってくるので、生きていて良かったと。これを肯定的解釈なんていうのですけれども、良いふうに取っていただければ非常にありがたいなというところですね。

住友:健康で良かったですね。

福原:そうですね。健康で良かったと肯定的に思っていただいて。神経のある歯の型取りをしたときの症状なのですけれども、あともう1個よくある仮歯が取れた系で、神経がない歯ですね。神経を取った歯で、根っこの治療などを。

住友:根の治療って、よく言いますね。

福原:そうですね。根の治療で何回もかかるものですね。ゴリゴリ、何回も同じ所で何をしてるんだろうという。根っこをきれいにするのはすごく時間がかかるのです。

住友:されたことがあります。

福原:ありますか。そういえば、確か左下の歯を。

住友:そうなのですよ。インプラントがやっと完成しました。

福原:おめでとうございます。

住友:またインプラントについてもお聞きしたいなと。

福原:またやっていきましょう。今はガチッとかめますか。

住友:今、大丈夫です。

福原:おめでとうございます。良かったです。

住友:ありがとうございます。

福原:インプラントも何カ月かかかる治療になるので、入ったときはうれしいですよね。

住友:長かったですね。

福原:それをする前に多分やっていた、根っこの消毒は確か長かったからです。最終、抜いたとお聞きしていましたね。

住友:そうなのですよ。根っこの治療がとても長かったです。

福原:それも一応、なるべく最小限に削ってという話をしたと思いますが、これはいろいろな歯医者さんで方針が違うと思います。僕も、残せる可能性がある歯はやはり残していきたいと思うタイプなのです。おそらく、すーみんの先生も頑張られたのだと思いますね。

住友:そうですね。

福原:頑張って、頑張って、何とか残そうと思うけれども、逆に頑張ろうと思うからこそぎりぎりの歯にもチャレンジをしているので、やった結果、やはり持たないこともあるのです。では、それを1回目のときに抜きましょうと言えばよかったかというと、治る可能性もありますよね。高い可能性、低い可能性、あるとは思うのです。レントゲンを撮ったのです。一応は頑張るというところですね。それはそうとして、根っこの消毒中に付ける仮歯というのは、詰め物の仮歯とはまた違うのですよ。

住友:また違うのですか。

福原:詰め物のときの仮歯よりは取れにくいのですけれども、それでもやはり仮歯なので、正月や年末年始などになると割と取れやすかったりするのですよね。銀歯の出来上がりを気にする必要はないので、予約はそんなに空くことは少ないのです。でも、空くので、そこで取れてというのはやはりありますね。

住友:それが多いのですね。

福原:それはやはりありますね。

住友:まだ10日ですので、そういうことはまだまだありそうですね。

福原:まだこれからもちょっとありそうですね。

住友:お正月のお餅が残っている方、多いですよ。

福原:そうですね。食べきれなかったという。

住友:食べきれなかったというパターン。

福原:うちはまだ冷凍庫に入っておりますのです。

住友:まだまだ気を付けていただきたいですね。

福原:そうですね。かかりつけの先生に電話をして、仮歯であればすぐに付けてもらえると思うのです。

住友:もし困ったことがあったときなどには、ぜひこちらの番組にもメッセージや質問を送っていただきたいですよね。

福原:そうですね。これに限らず、歯でこんなことを話してほしいとか、こんなことが聞きたいとかあれば、この場でしゃべりますのです。

住友:そうですね。街角Bird Viewをお聞きの皆さま。

福原:そうですね。

住友:そもそも、まよっぺやナンナンは歯が健康なのか。

福原:この間、お会いして。来ていただきまして。

住友:何か悩みがきっとあると思うので、教えていただきたいなと。質問をどんどん送っていただければと思います。

福原:ぜひよろしくお願いします。

住友:番組宛てのメッセージはこちらです。mail@kiku-fm779.com。または、ファクス072-843-8686でお待ちしております。

福原:お待ちしています。では、また来週もこの時間にお耳にかかりましょう。「歯医者さんが教える、歯の秘密!!」。お相手は、あゆみ歯科クリニック院長、福原隆久と。

住友:住友未央でした。それでは来週まで、

福原・住友:ごきげんよう。

住友:「歯医者さんが教える、歯の秘密!!」。この番組は、あふれる笑顔をすべての人に、あゆみ歯科クリニックの提供でお送りしました。