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習慣から歯並びを改善しよう!口腔筋機能療法とマイオブレイスについて

MFT(口腔筋機能療法、PRO矯正等とも呼ばれます)とは、正しい舌の動きや正しい口のまわりの筋肉の動きを覚えていき習慣化し、正しく機能させる訓練のことです。
矯正装置をつけなくとも筋機能療法のみで悪い歯並び(不正咬合)がある程度改善することもありますし、矯正治療を成功させるために筋機能療法の併用が必要な場合も多いです。
リラックスした状態では、舌は上あごのスポットについていて、口唇は閉じているのが理想的です。
その状態を維持し、正しい嚥下(飲み込み動作)、発音をできるようにするのが、この訓練の目標です。
なのでMFTでは、異常嚥下癖などを治さないといけません。
異常嚥下があると、舌の先はスポットより前に出て歯を押しながら飲み込むことになりますが、この時歯に与える力はかなり大きいので歯に負担がかかってしまいます。また、人は一日に約600回は嚥下をするので、毎回嚥下をするたびに歯に相当な力がかかっているといえます。
矯正で前歯を動かすのに必要な力よりも強い力がかかってしまうことになります。
ですので、この異常嚥下癖は不正咬合(開咬、上顎前突)の原因や矯正治療の妨げ、治療後の後戻りに非常に大きな影響を与えることになるので改善が必要となります。
MFTの重要性も説明させて頂きましたが、次はマイオブレイス(矯正装置)についても説明していきます。マイオブレイス(矯正装置)は、マウスピースを装着し、お口周りの筋肉バランス整えることで歯並びを改善していくのが、マイオブレイス(矯正装置)の特徴です。筋肉のバランスが整うことで、歯並びの改善だけでなく、「正しい鼻呼吸」や「正しい飲み込み」「発音」にも効果があります。他の小児矯正と大きく違うのが、マイオブレイスが正しい歯並びを育てる「トレーニング」だということ。子どもが本来持っている成長する力を使うことで、少ない力で効果かつ自然に歯列を矯正することが出来る矯正方法です。
MFTとマイオブレイスを併用することにより正しい嚥下と綺麗な歯並びを一緒に目指しましょう。