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治療も短期間で審美性にも優れている!CR修復とは?

CR修復とは金属を使わない治療でありコンポジットレジン(以後CR)はプラスチックで出来ているため金属アレルギーの心配も無く、審美性にも優れています。合成樹脂と微細なセラミック粉でできたハイテクな歯科材料で専用のレジン接着材を塗り、CRを直接歯に詰め、 特殊な光で固める方法で、ここ数年特にレジン接着材が進歩し、昔は金属で治していた治療もCRで治療できる範囲も増えてきていて注目されています。
さらに具体的なメリットに関しては以下の通りです。

1回の治療で終わる
金属修復と異なり型取り必要がなく、歯を削ると同時にCRを充填しますので、1回の治療で終わります。

審美的によい
歯と同じ色で治す事ができるため、治療箇所が金属と違って目立ちません。

CR充填は金属治療に比べると歯を削る量が少ない
金属治療は、とれにくくするためと接着剤のスペースも必要なため多少深く削り接着面を拡げてセメントにてセットするのに対し、CR充填は細菌に汚染されている面だけを削除しCR用の接着剤は薄いので歯の削除量は少なくてすみます。

2.治療後の二次う蝕になりにくい。
二次う蝕とはむし歯治療に用いた詰め物や被せ物のすき間にむし歯が侵入し、歯が再度むし歯になってしまうことであり、 CR充填を行うところには金属治療と異なりかなり厚みの薄いレジン専用の接着剤を塗り、それが歯の表層に染み込みながら接着するため、一層のコーティング層のような働きをしてくれるので治療後の二次う蝕になりくくなります。
また接着力の強いエナメル質という層と接着するため細菌の侵入がしにくくなります。

4.修理や再治療が可能
昔と比べてCRの物性や耐久性がのび丈夫で長持ちするようになりましたが、経年的にまた患者さんの生活習慣などでCRが磨耗したり汚れたり欠けたりします。
そのような着色したり欠けた場合は、気になる部分だけを削り、その上に充填して終わりなので、全部削りとる必要がなく、歯にかかる負担も最小限で済みます。

以上のようにメリットは多数ありますが、咬合力やう蝕の範囲によっては適応できないこともありますので歯科医院にてご相談されることをお勧めします