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歯ブラシの適正な交換頻度

毎日必ず使用する歯ブラシですが、皆さんはどのくらいの頻度で新しいものに交換していますか?頻繁に交換するという人もいれば、1年に1回程度の交換頻度という人もいらっしゃることでしょう。ここではそんな歯ブラシの適正な交換頻度について詳しく解説します。

 

1.交換する必要があるの?

まず大前提として、そもそも歯ブラシを交換することの必要性を感じていない人がいらっしゃることを念頭に置いてみましょう。確かに歯ブラシというのは、目に見える形で壊れることはありません。洗濯機や冷蔵庫などの家電は、壊れて動かなくなることで、交換時期を迎えます。お皿だって、割れるまでは使い続けますよね。そういう意味で、歯ブラシというのは交換時期を見極めるのが大変難しいものであるといえるのです。ただ、ひとつ確実なのは、歯ブラシは定期的に交換する必要があるオーラルケアグッズということです。

 

2.壊れていないのに交換する理由

歯ブラシが壊れるまで使い続ける人は、とても物を大切にしているので、その習慣自体は良いことといえます。けれどもそうすると、極端な話、1年も2年も同じ歯ブラシを使い続けることとなります。これはとても大きな問題です。なぜなら、歯ブラシはもっと短いスパンで定期的に交換しなければならない理由があるからです。

 

2-1 歯ブラシには雑菌がたまる

歯ブラシは、一見すると汚れひとつない、とても衛生的な器具に見えますが、一度でも歯磨きに使ったら、そこには無数の雑菌が付着しているとお考えください。また、歯ブラシは洗面所など多湿環境に保管されているものですので、雑菌の繁殖は時間が経つにつれて増加していきます。

 

2-2 毛先がボロボロになる

歯ブラシを長期間使用していると、毛先がボロボロになってきます。あるいは、毛が擦り減って、ブラッシング効果が減少します。すると、なかなか汚れが落ちなくなるため、強い力で歯を磨くようになってしまうのです。傷んだ歯ブラシでゴシゴシと強く磨くと、歯にも傷ができます。時には、歯が摩耗してしまいますので注意が必要です。

 

3.交換頻度の目安は1ヶ月

上述した通り、同じ歯ブラシを長く使い続けると、さまざまなトラブルを引き起こしかねませんので、定期的な交換が必要となります。その目安としては1ヶ月という期間を挙げることができます。ただしこれはあくまで目安ですので、個々人によっても歯ブラシの適正な交換頻度は大きく変わってきますので注意しましょう。

 

4.個人によって異なる交換頻度

歯ブラシの交換頻度が個々人によって異なるのは、歯磨きの仕方がそれぞれ異なるからです。普段からものすごく強い力で歯を磨く人は、1ヶ月も経たないうちに歯ブラシがダメになってしまいます。逆に、とても繊細な力で歯を磨く人は、1ヶ月経ってもまだまだ歯ブラシが使える状態であることも珍しくありません。ですから一概に1ヶ月に1回という交換頻度が適正であるとは言い切れないのです。

 

5.毎日歯ブラシを観察する

自分にとって最適な歯ブラシの交換頻度を知るには、毎日歯ブラシの状態を観察する必要があります。毛先がボサボサになってきたり、なかなか汚れが落ちなくなってきたりしたら、交換時期を迎えていることになります。

 

6.まとめ

このように、歯ブラシの適正な交換頻度は、1ヶ月に1回を目安として、あとは自分にとって最適な期間を模索していきましょう。当然、3ヶ月や半年に1回という頻度はあり得ませんので、1ヶ月を目安として適正なスパンを考えることが大切です。その点については、歯科医院で相談してみても良いかもしれません。定期検診の際にでも聞いてみてください。