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歯の定期健診の間隔とやり方

福原・住友:「歯医者さんが教える、歯の秘密!!」。
福原:こんにちは。木曜日の昼下がり、いかがお過ごしですか。ここからは、「歯医者さんが教える、歯の秘密!!」でお楽しみください。お相手は、あゆみ歯科クリニック院長、福原隆久と。
住友:住友未央です。この番組では、歯に関するさまざまな情報をお届けし、予防歯科で健康寿命を延ばし、健やかな未来を目指します。当たり前のようで知らなかった歯科の世界を楽しくお勉強しましょう。それでは最後までお付き合い、
福原・住友:よろしくお願いいたします。
住友:「歯医者さんが教える、歯の秘密!!」。この番組は、あふれる笑顔をすべての人に、あゆみ歯科クリニックの提供でお送りします。今日も始まりました、「歯医者さんが教える、歯の秘密!!」。あゆみ先生、およそ1カ月たちましたね。
福原:そうですね。なんだかんだで、早いもので1カ月。
住友:番組がスタートしてから今日は第5回目を迎えました。
福原:早いものですね、本当に。
住友:慣れましたか。
福原:なんとなく慣れてきました。どうしゃべっていいものかということで。頑張っていきたいと思います。
住友:分かりました。今日もよろしくお願いします。
福原:今日もよろしくお願いします。
住友:前回、定期検診について詳しくお話ししてくださいましたね。3カ月に1回ぐらい?
福原:そうですね。大体のペースですけれども。とても歯周病の強い方だと1カ月に1回というパターンの方もありますし、おおむね良好で歯茎のきれいな方であれば3カ月に1回ぐらいでいいのではないかといわれていますね。
住友:理想は3カ月に1回ぐらい診てもらう。
福原:はい。
住友:具体的にどんなことをするのかを、先週は歯ブラシの磨き方を教えてくださるであったり、歯周ポケットのお話とか、ちょっとよく分からなかったので、それぞれ詳しく教えていただきたいと思います。
福原:ありがとうございます。最初に定期検診でやるというと、歯周病を防ぐために、まず今どれぐらいその人の歯周病が進んでいるかというのを調べておかないといけないですね。
住友:よくCMで聞くのですけれども、全然何が何か分からないです。
福原:そうですよね。歯周ポケットというのは、この白い歯の見えている部分と赤色の歯茎の間に隙間があるのですけれども、これが何ミリあるかというのを測っているのですね。2ミリとか、歯周病がすごく進んでいる方であれば5ミリとか8ミリとかあるのですけれども。爪と指の間のような。ちょっと隙間がありますよね、爪と指の間は。ここが何ミリかなというのを、針ではないのですけれども、ボールペンの先のようなもので測るのですよ。
住友:ちょっとチクッとするというか。
福原:そうなのです。ちょっとチクッチクッとしていくのです。
住友:あれは測っているのですね。
福原:そうなのです。あれは物差しなのですが、製品によって違うのですけれども、1ミリずつメモリが付いていて、それでこの人のこの場所は何ミリかなというのを調べていって。大体2ミリぐらいがいいというふうにされているのですけれども。歯茎がちょっと腫れている、歯肉炎というものですね。食べかすなどが付いていて歯茎が腫れてしまうと、それが3ミリとかになってきて。汚れや食べかすがずっと付いたままだと、歯はもともと骨で持っているのですけれども、この歯槽骨という骨でギュッとなっているのですけれども、その骨がばい菌によって溶かされてくるのですよ。食べかすなどがずっと付いていると。
住友:怖い。
福原:そうなのです。歯周病菌がどんどん湧いてきて、骨をどんどん食べていってしまうのですね。そうすると、骨がなくなっていくと、さっきの指と爪の間みたいなところがどんどん深くなっていってしまうのです。歯周ポケットが深くなってしまって、5ミリとか、6ミリとか。
住友:歯茎が下がっていくというふうに考えればいいですか。
福原:そうです。どんどん下がっていってしまって、中もスカスカになるというか。よくあるのが40歳、50~60歳になったときに、「あれ?歯がグラグラになってきたな」というような。
住友:それは歯周病の?
福原:そうなのです。あれはもう進んでいった後で。そのグラグラになっているときは、この歯周ポケットというものがもう10ミリや8ミリになっているのです。そうすると揺れてきて、最後に高齢になったときに抜けてしまったり、腫れて痛くなって血が出てきたりというふうになるので。何ミリあるかというのは、最初に定期検診のときはやはり毎回測った方がいいかなとは思っています。
住友:大事ですね。
福原:うちでは測っているかな。測るところとそうでないところがあると思いますけれども。測って、その人が3カ月前と比べて変わっていないのか、良くなっているのか。悪くなっている人も中にはいますし。悪くなっていればその方に教えてあげて、こうなっていますよという話をして、そこからきれいにしていくというやり方なのですが。お掃除は、やり方はこれもいろいろなのですが、大体最初に、多くは超音波の機械を使って、歯の表面や歯茎より上の所をビーッと落としていくのですね。される側にとっては、ビーッみたいな。
住友:でも、気持ちいいなと思いますけれども。私は好きです、あれ。
福原:本当ですか。良かったです。結構しみたりされることもあるのですけれども、本当に汚れがよく落ちるので。
住友:楽しいですけれども。私は結構好きです。
福原:そう言っていただけると。
住友:でも、何をしてくれているのかは分かっていなかったのです。冷たいなと思っていました。
福原:水が出ますので。しみたりすることはないですか。
住友:ないです。
福原:良かったです。
住友:なので、きれいになっているのだろうなと思っていました。
福原:素晴らしいです。
住友:そんな大事な検査だったのですね。
福原:そうです。検査と、その後のお掃除と。超音波で大体表面や歯茎より上をきれいにして、その後、電動ブラシではないのですけれども、歯医者さんの椅子に付いている機械で、ぐるぐると回る機械があるのですけれども、それで歯の表面をきれいにしていく。専門用語でいうとPMTCというのですけれども。最近、コマーシャルなどでもよくやっていますね。
住友:そうですか。全然分からないです。
福原:歯磨き粉のコマーシャルで言ったりとか。別に覚える必要はないのですけれども、「Professional Mechanical Tooth Cleaning」というのですけれども。
住友:もう忘れそうです。
福原:全然覚えなくて大丈夫です。それで歯医者さん専用の歯磨き粉みたいなものを付けて表面をきれいにしていくのです。
住友:あれも気持ちいいですね。すごくきれいになる気分がします。
福原:本当ですか。良かったです。
住友:すごく磨いてくれているなと思います、あれは。
福原:全力できれいにしております。終わった後はやはり表面がつるつるになったりもするので。
住友:気持ちいいですよね。
福原:そうですね。感覚が全然変わりますので。
住友:まずは定期検診で一番最初にすることは、その歯周病の。
福原:検査をして、あとはお掃除を。いろいろな道具やいろいろなやり方があるので、どれでもいいですけれども、やっていく。
住友:自分でできないことだから良いですよね。
福原:そうなのです。なかなか自分ではできないので。普段、家で歯磨きを歯ブラシでやっているだけだと。
住友:なかなかそこまでは難しいですものね。
福原:そうなのです。難しいのと、バイオフィルムというものを先週少しお話ししたと思うのですけれども、あれを普通の歯ブラシで取ることはできないといわれていて、超音波などの機械で剥がさないといけないというふうにいわれているのですよ。
住友:本当に定期検診が大事だなと、今あらためて思いました。
福原:ありがとうございます。
住友:いっぱい他にもすることがあるのですよね。
福原:そうですね。いろいろありますね。ざっくり言うとこんな感じで。
住友:また来週以降、詳しくお聞かせください。ありがとうございました。
福原:ありがとうございます。
住友:さて、お別れの時間となりましたが、この番組の感想なども皆さんぜひお送りください。歯に関する疑問があると思います。どんどんお便りお待ちしております。全てのメッセージは、アドレスはmail@kiku-fm779.com。または、ファクス072-843-8686までお送りください。
福原:では、また来週もこの時間にお耳にかかりましょう。「歯医者さんが教える、歯の秘密!!」。お相手は、あゆみ歯科クリニック院長、福原隆久と。
住友:住友未央でした。それでは来週まで、
福原・住友:ごきげんよう。
住友:「歯医者さんが教える、歯の秘密!!」。この番組は、あふれる笑顔をすべての人に、あゆみ歯科クリニックの提供でお送りしました。