歯が抜けたままは絶対だめ!永久歯の欠損について
こんにちは、本日は永久歯の欠損についてお話させていただきます。
歯は親知らずを含めて、上下左右各8本ずつの合計32本生えるのですが、欠損とは、歯が無くなるもしくは無くなった状態のことを言います。
欠損は先天的な欠損(大人になって本来生えてくるはずの歯が生えてこない)というのもあるのですが、多くの方は後天的、
つまり永久歯はきちんと生えたのにもかかわらず、何らかの原因で失ってしまうということが大半を占めています。
では、この「何らかの原因」というのはどのようなことが多いと思いますか?
虫歯によるものを想像されるかもしれませんが、実は一番多い原因は歯周病なんです!
8020推進財団という、おいしく食べられるために、高齢になっても20本以上自分の歯を保ちましょう”
というのを提唱している団体があり、こちらは日本歯科医師会や歯磨き粉の大手企業も協力している財団なのですが、
そのデータによると、抜ける原因の上位3位は、
1位歯周病38%、2位う蝕(虫歯)30%、3位破折(歯が割れたり折れてしまうこと)18%、
【8020推進財団 第2回 永久歯の抜歯原因調査報告書より引用】
となっています。
歯周病の原因となる歯垢や歯石は歯磨きやフロスなどのセルフケアだけで完全に防ぐことはできず、歯科衛生士や専用の器具によるお掃除が必須でして、
また虫歯も部位によっては一般の方では発見が困難であり、歯科医師による定期的な虫歯チェックが重要です。
次に、欠損を放置するとどうなるかをお話させていただきます。
歯がない状態をそのままにしておくと、
①向かい合う歯が伸び、両隣の歯が倒れてくる
②虫歯ができやすくなる
③しっかり噛めないことで消化器官に負担がかかる
④かみ合わせが崩れ、顎への負荷など体に様々な悪影響が出る
⑤歯茎が痩せてしまい、頬がこけたり顎がたるんで見えるようになる
⑥上手に発音ができなくなる
など、ご自身の他の歯や口腔内の悪影響はもちろん、体の他の部分や生活に多くの悪影響が出てしまいます。
これらは、入れ歯やブリッジ、インプラントといった、欠損治療を行うことで防ぐことができます。
当院では、患者様皆様に、これからも一生笑顔で、おいしく食事をしていただきたいと思っております。
そのため、まずは歯を失う・欠損にならないために『2~3か月に1回の定期健診で歯周病や虫歯の予防や早期発見・治療』に、
もし歯を失ってしまった場合も『早期の適切な欠損治療』をしていただくために、あゆみ歯科までお気軽にご来院やご相談いただければと思います。