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なぜ「子ども」のときに矯正をするのか?小児矯正の重要性

こんにちは、今回は、小児矯正をする理由についてお話致します。


まず3歳~5歳の幼児期は、乳歯列が完成して、咀嚼機能が整う時期です。前歯の反対咬合は、この時期から治していきます。この時期には次の点に注意していきます。

* 姿勢を正し、よく噛んでいるかをチェックする。
* 口唇閉鎖で30回噛むように指導する。
* 鼻呼吸の確立がしっかりできたか、うつ伏せ寝が中止できたか確認する。
* 指しゃぶりのクセを中止をしてあげる。
* 発育空隙が出来てきているかを注意して確認する。

次に小学生の時期を、混合歯列期と言います。 その中でも、前歯が交換する6歳~8歳は、初期の機能的な矯正治療の最適な時期でもあります。この時期での注意内容は次の通りです。

*子どもの自発性を活かした指導を行う。
* 第一大臼歯と前歯との大きさで、その子に必要なアゴの大きさが予測できる。
* ゲームに熱中し、猫背になりやすい時期でもあるため、姿勢を正す。
* 塾に行き始めると、早食いが習慣化しやすいので、よく噛む努力をしてもらう。
* 悪習癖(片側噛み、舌癖、口呼吸など)を正す。
* 態癖(うつ伏せ寝、横向き寝、頬杖、アゴ杖など)を徹底的に治す。

不正咬合は、重症化しないようにしましょう。間違った機能や悪い癖が、口の中の乱れた形態を作り上げます。放置すればするほど、その形態の乱れは悪化していきます。咬み合わせの不具合は全身的に大きく影響し、子どもは不健康になってしまいます。 口呼吸、舌のくせ、噛みぐせや、うつ伏せ寝、ほお杖、アゴ杖などは、決して放置してはならないのです。小児矯正のメリットは次の通りです。

* 機能や姿勢を早く正す
* こどもの正常な発育を促進する
* 子どもの苦痛を早期に改善する
* 難しい症例にしない
* 永久歯の抜歯をしなくて済む

早期に予防対策をすればするほど、綺麗な歯並びをより自然につくることができます。
成長過程に沿った正しい指導のもと、綺麗な歯並びへと導いていきましょう。