虫歯ができやすい人の共通点は“性格”?ストレスと歯の意外な関係

「虫歯ができるのは甘いものの食べ過ぎ」
「きちんと歯みがきしていれば大丈夫」
そう思っている方も多いのではないでしょうか?
でも実は、性格やストレスの感じ方も虫歯のリスクに関係していることがあるのです。
「きっちりしている」「責任感が強い」といった、いわゆる“いい性格”の持ち主ほど、知らず知らずのうちにストレスをためこみ、それが虫歯の引き金になることも。今回は、ストレスと虫歯の意外なつながりについてご紹介します。
目次
ストレスが口の中に与える3つの悪影響
人はストレスを感じると、全身のバランスが崩れ、さまざまな身体症状が現れます。中でも、口の中はストレスの影響が出やすい部位のひとつです。
主な影響は次の3つです。
① 唾液の分泌量が減少する
ストレスがかかると自律神経が乱れ、唾液の分泌が減ります。唾液には「歯の再石灰化を助ける」「細菌を洗い流す」といった働きがあり、虫歯や歯周病を防ぐ大切な存在です。分泌量が減ると、お口の中が乾燥しやすくなり、虫歯菌が活動しやすい環境になってしまいます。
② 歯ぎしり・食いしばりが増える
プレッシャーを感じやすい人や緊張しやすい人は、無意識に歯を食いしばったり、睡眠中に歯ぎしりをすることがよくあります。これらのクセは歯を摩耗させたり、歯の根元が削れて象牙質が露出し、虫歯ができやすくなる原因になります。
③ 食生活が乱れやすくなる
ストレスがたまると、「甘いものがやめられない」「夜遅くに間食してしまう」といった食行動の変化も起こりやすくなります。特に、ダラダラと食べ続ける習慣は、虫歯菌が活動しやすい状態を長引かせる要因になります。
虫歯が多い人の“あるある”性格傾向とは?
では実際に、虫歯ができやすい人にはどんな性格的特徴があるのでしょうか? 以下のような傾向が見られます。
・完璧主義タイプ:頑張りすぎて疲れがたまり、夜のケアを怠りがち
・ストレスを溜めこむタイプ:気持ちを吐き出せず、睡眠の質が下がる→歯ぎしりやドライマウスに
・せっかちタイプ:歯みがきが雑で短時間になりがち
・甘え下手な人:我慢を続け、暴飲暴食に走りやすい
もちろんすべての人に当てはまるわけではありませんが、性格や心のクセが、口の中の健康に思った以上に影響していることは事実です。

ストレスと虫歯を防ぐための4つのヒント
虫歯を防ぐには、歯みがきや食生活だけでなく、ストレスと上手に付き合うことも大切です。次のようなヒントをぜひ参考にしてみてください。
① 唾液を味方にする
唾液の分泌を増やすためには、「ガムを噛む」「よく噛んで食べる」「水分をこまめにとる」などが効果的です。また、口呼吸ではなく鼻呼吸を意識することも、お口の乾燥を防ぐために重要です。
② 歯ぎしり対策にはナイトガード
就寝中の歯ぎしりが気になる方には、歯科医院で作る「ナイトガード(マウスピース)」がおすすめ。歯へのダメージを防ぐだけでなく、あごへの負担も軽減できます。
③ 甘いものを“味方”にするタイミング術
甘いものが好きな方も、「食後すぐ」に食べることで虫歯リスクを下げることができます。ダラダラと長時間口の中に食べ物がある状態を避け、飲食後は水でゆすぐ習慣も大切です。
④ 定期検診を「心のメンテナンス」に
ストレスを感じやすい人ほど、「多少の痛みや違和感があっても我慢してしまう」傾向があります。ですが、虫歯も歯周病も“静かに進行する病気”。そのため、約3か月に一度は歯科医院での定期検診を受け、早期発見・早期治療を習慣にすることが大切です。歯のチェックとともに、日々の生活を振り返るきっかけにもなりますよ。
まとめ:心の健康と口の健康はつながっている
虫歯予防=歯みがきだけではありません。心の状態や性格的傾向も、お口の健康に大きく関わっています。
「まじめで頑張り屋さん」「自分のことは後回しにしてしまう」
そんな方こそ、知らず知らずのうちにお口に負担をかけているかもしれません。
大切なのは、自分を責めるのではなく、「ちょっと疲れてるかも?」と気づいたときに、お口と心の両方をメンテナンスする時間をつくること。
定期検診は、あなたの「未来の笑顔」を守る大切な習慣です。
気になることがあれば、いつでも歯科医院にご相談くださいね。

医療法人隆歩会 あゆみ歯科クリニック
理事長 福原 隆久 監修










