インプラントの寿命はどのくらいか
インプラントの寿命は、①3~6か月の間と②6か月目以降の2段階に分けられます。
3~6か月の間
一段階目のインプラントの寿命となるのが、3~6か月の間。
この期間は、インプラントと骨が接着する結合期間とされています。
このとき、自分の体がインプラントのことを異物(外敵)と認識してしまった場合に、拒絶反応によってインプラントと骨がうまく結合しないケースがあります。
そのケースは、インプラントの約2~3%。つまり、30~50本に1本がこの拒絶反応により脱落してしまうわけです。
この結果はインプラントのメーカーや国、人種、年齢によって大差がなく、同じような確率で起こりうることです。
そうなると、「インプラントが抜けてしまった場合はどうなるの?」と不安を持つ方も多いかと思いますが、インプラントが抜けてしまっても、多くのケースでは適切な骨の処置を行うことで再び植え治すことが可能です。
6か月目以降
インプラントが抜けるなどの問題もなく、最初の6か月を乗り越えた場合。
この場合には、98%のインプラントが10年以上機能しています。
では、この10年以上機能する98%の残り2%では何が起こっているのかというと、「インプラント歯周炎」というインプラントの歯周炎なのです。
インプラント歯周炎とは
インプラントの周りに汚れが溜まってしまうことで細菌が多くなり、インプラントの周りが溶けたり、腫れたりといった症状が見られます。
基本的には、通常の歯周炎と構造は同じです。
インプラントを長持ちさせるために
インプラントを長持ちさせるためには、インプラント治療後のメンテナンスがとても重要です。
3か月に1回のペースでお掃除や虫歯のチェックをお勧めします。
このようなメンテナンスを定期的に行うことで、自分の歯も、インプラントも守ることが出来ます。
最後に
インプラント治療でご質問がありましたら、当院スタッフにお気軽にお尋ねください。
どんな些細な疑問にも、丁寧にご説明させて頂きます。