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キシリトールって?

 

福原・住友:「歯医者さんが教える、歯の秘密!!」。
福原:こんにちは。木曜日の昼下がり、いかがお過ごしですか。ここからは、「歯医者さんが教える、歯の秘密!!」でお楽しみください。お相手は、あゆみ歯科クリニック院長、福原隆久と。
住友:住友未央です。この番組では、歯に関するさまざまな情報をお届けし、予防歯科で健康寿命を延ばし、健やかな未来を目指します。当たり前のようで知らなかった歯科の世界を楽しくお勉強しましょう。それでは最後までお付き合い、
福原・住友:よろしくお願いいたします。
住友:「歯医者さんが教える、歯の秘密!!」。この番組は、あふれる笑顔をすべての人に、あゆみ歯科クリニックの提供でお送りします。先生、こんにちは。
福原:こんにちは。お願いします。
住友:お願いします。先週の放送では、あゆみ祭りのお話を詳しく聞かせていただきましたけれども。
福原:ありがとうございます。おかげさまでたくさんの方に来ていただくことができました。
住友:良かったです。その中でずっと気になっていたのですけれども、キシリトール。
福原:キシリトール、ありますね。
住友:1カ月ぐらい前かな、キシリトールのお話が出た回もあったのですけれども。
福原:そうですね。ガムやラムネなど、最近は売っていたりしますからね。
住友:ラムネもあるのですか。
福原:ラムネもありますよ。バリバリかんで食べるもの。味がおいしいのですよね。僕も大好きなのですが。
住友:キシリトールはCMで、ガムのCMをよくやっているのですけれども。かんでいたら歯に良いというような感じで。
福原:そうですね。という意見も、2パターンあるのですけれども。
住友:ちょっとよく分からないのですよね。
福原:食べていると、キシリトール自体というのはまず虫歯になりにくい、甘いものなのですよ。
住友:なぜ甘いのに虫歯にならないのでしょうか。
福原:そこなのですよ。代用甘味料はキシリトールやアスパルテームなど、いろいろあるのですけれども。
住友:アスファルテーム?
福原:アスパルテームですかね。
住友:アスパルテーム。
福原:よく砂糖っぽいものの裏に書いてあります。アスパルテーム。代用甘味料の裏に書いてあるものです。
住友:そうですか。
福原:味は甘いのですけれども。砂糖というのはそもそも糖分なので、虫歯の回で言っていたように、虫歯菌も生きるのに必死なので、食べてうんちなどをするのが僕らの歯にとっては酸なので体に悪いという話でした。酸で、それは勝手に歯を溶かしてしまうのだよという話をしたと思うのですけれども。
住友:悪気はないのにということですね。
福原:そうなのです。悪気はないのだけれども。なんとこのキシリトールなどは、虫歯菌も大好きでこれも食べるのですけれども、虫歯菌がキシリトールを食べると、食べた場合に出すうんちやおしっこなどの排せつ物がそんなに悪い酸ではないのですよ。
住友:そうなのですか。
福原:そうなのです。砂糖やパン、ご飯粒などが口の中に残っていて虫歯菌が食べた場合に出す酸というのは蟻酸(ぎさん)や酢酸といって、とても酸性でpHが低い、すぐに歯が溶けてしまうような酸なのですよ。それで溶けてしまって虫歯になるという。でも、キシリトールを食べたときに出す酸というのは量も少ないし、乳酸といって、酸なのですが、そこまで蟻酸や酢酸ほどは歯に悪くないという。
住友:優しいというかまろやかというか。
福原:ちょっとましなのですね。ミュータンス菌にとってもえさにはなるし、排せつ物的にも僕らにも優しいし、良いのではないかなと。
住友:双方にとって。
福原:そうです。win-winというものですね。双方にとっていいご飯なのですよ。なので、われわれにとっても良いから、それで甘さも感じられるし、おすすめなのではないかということで。砂糖を食べるぐらいならキシリトールの方が良いですよと。キシリトールは最近研究も進んできていて、人間が食べ続けて、ミュータンス菌たちもそれをずっと食べ続けると、口の中にいるミュータンス菌のほとんどが「もともとキシリトールが大好きなミュータンス菌」に変わっていくというか、そういう菌ばかりになっていくのですよ。僕らも肉ばかり食べていたら肉好きになるというような、そんな感じですかね。
住友:そういう感じで。
福原:ちょっと例えが難しいですけれども。
住友:虫歯も感情があるのですね。
福原:そうです、感情があるのですよ。ご飯粒とキシリトールが一緒に口の中に入った場合、自分からキシリトールの方を食べてくれるのです。そうすると乳酸になるから、あまり悪い酸を出しにくいミュータンス菌になるのですね。
住友:虫歯になりにくいということになるのですか。
福原:そうです。草食男子だらけになるみたいな勢いですね、口の中で。結構、草食系になってくれるので、優しいのですよ。
住友:そんなに環境が変わるのですね。
福原:そうなのです。だから、あまり虫歯になりにくくなるので、優しいと。ミュータンスであることに変わりはないのだけれども、優しいというふうに。
住友:優しくなっていくのですね。
福原:そうなのです。大体3カ月や、研究者によっては6カ月、人間がキシリトールを摂取し続けると口の中のミュータンス菌の割合がそういうふうに増えていくといわれているので、結構食べると良いですよと。主にアメリカなどで多い学会論文なのですが。
住友:そうですか。
福原:そうなのです。だから、良いとはされていて。ただ、例えばキシリトールだから良いといってガムやラムネなどを食べるとしますよね。でも、歯を磨かないとするじゃないですか。例えばラムネを食べたとして、その中に入っている甘い成分はキシリトールだからそうなのですけど、ラムネの固体の成分などが歯を磨かずに口の中に残っていたら、そこに普通に汚れが付いて、普通にミュータンス菌がそれを食べて酸が出てしまうので。結局、食べたら体に良いということではなくて、きちんと歯を磨かないといけないことに変わりはないのですけれども。食べて、結局それは間食だから、歯を磨かないことが続くぐらいなら逆に摂取しない方がましですよという意見もあるのですね。どっちもどっちなのですが。一番いいのは、キシリトール系のものを食べたとしたら、それごとに歯を磨けばそれが一番最強ですね。
住友:キシリトールを摂取しつつ、歯もしっかり磨く。
福原:そうです。おやつの後なので、もちろん皆さん磨いてほしいのですけれども。ラムネなどを出歩きで食べていて、歯を磨きませんというぐらいなら食べない方がましなので。その辺がややこしくてどちらが良いのかという話なのですが。普通の砂糖のものを食べるよりは良いのではないかというふうにいわれています。
住友:実は、うちの母親がキシリトールのガムをボトルで買っているのですよ。
福原:売っていますね。
住友:大きいもの、よく売っているじゃないですか。
福原:四角いプラスチックのケースに入っているものですね。
住友:そうです。薬局やコンビニに。ふた付きのもの。あのキシリトールをなぜ良いのかもよく理由が分からずに、もう5年以上かんでいるのですよ。
福原:めっちゃ食べていますね。
住友:うちの母親の口の中は、草食男子だらけ。
福原:そうです。もう草食ミュータンスばかりなので、いいと思いますよ。虫歯にもなりにくいし、ご飯を食べたり砂糖を食べても、それを食べにくいミュータンス菌になっていると思うので。
住友:すごいですね。
福原:5年間、食べ続けていらっしゃるのですか。
住友:もう5年以上、食べていますね。
福原:それはすごいですね。
住友:何が良いか分かっていなくても。
福原:味がおいしいから食べていらっしゃるのですか。
住友:そうなのです。おいしいし、キシリトールが良さそうという理由でかんでいたのですけれども。
福原:しっかりと科学的な裏付けがあるので、どんどん摂取していただきましょう。
住友:ありがとうございました。楽しい理由が聞けたので。
福原:良かったです。
住友:家に帰ってから母親に知らせてあげたいと思います。
福原:ただし、食べた後はきちんと歯を磨いてくださいと。
住友:そうですね。忠告しておきます。ありがとうございました。私も始めようかなと思います。
福原:いいですよ。
住友:さて、お別れの時間となりましたが、この番組の感想なども皆さんぜひお送りください。メッセージをお待ちしております。宛先は、mail@kiku-fm779.com。ファクスは、072-843-8686までお送りください。
福原:では、また来週もこの時間にお耳にかかりましょう。「歯医者さんが教える、歯の秘密!!」。お相手は、あゆみ歯科クリニック院長、福原隆久と。
住友:住友未央でした。それでは来週まで、
福原・住友:ごきげんよう。
住友:「歯医者さんが教える、歯の秘密!!」。この番組は、あふれる笑顔をすべての人に、あゆみ歯科クリニックの提供でお送りしました。