北海道医療大学 歯科 臨床研修医
こんにちは。八幡市・京田辺市のあゆみ歯科クリニック松井山手の院長、福原です。本日は、未来の歯科医師へ向けて、実践力を磨く『協力型』臨床研修について、詳しくお話ししていきます。
目次
北海道医療大学の歯科臨床研修とは
北海道医療大学の歯学部を卒業した歯科医師が、実際の臨床現場での経験を積むための制度が「歯科臨床研修」です。この研修は、単なる知識の習得にとどまらず、実践的な技術や患者対応力を高める重要な機会となります。歯科医師としての第一歩を踏み出すこの期間に、どのような研修を受けるかが、その後のキャリアに大きく影響します。
臨床研修の目的と重要性
歯科医師国家試験に合格しただけでは、すぐに独立して診療を行うことはできません。医学や歯学の知識は日々進化しており、それを実践するためには、経験を積みながら適切な指導を受けることが必要です。臨床研修の目的は、次のような点にあります。
- 基礎知識を実践の場で応用できるようになる
- 患者さんとのコミュニケーション能力を向上させる
- 診療技術を磨き、安全かつ確実な治療を行うスキルを身につける
- チーム医療の一員としての役割を理解し、多職種と連携する能力を養う
特に、研修医としての1年間は、歯科医師としての土台を築く非常に重要な時期です。この期間にしっかりとした研修を受けることで、今後の診療に大きな自信を持つことができます。
北海道医療大学の協力型臨床研修とは
北海道医療大学の歯科臨床研修には、大学病院での「基幹型研修」と、地域の歯科医院や医療機関で行う「協力型研修」の二種類があります。「協力型臨床研修」とは、大学病院だけでなく、実際の地域歯科診療の場で実践的な研修を積むことを目的としています。
協力型研修のメリット
- 実際の開業医の現場で診療経験を積める
- 患者さんとの距離が近く、コミュニケーション力が向上する
- 一般臨床で求められる診療の流れを学べる
- 多様な症例を経験し、即戦力としてのスキルを身につける
大学病院では、専門性の高い治療に携わる機会が多いですが、協力型研修では、虫歯治療や歯周病治療、義歯作製などの一般歯科診療を幅広く経験できます。特に、地域に根ざした歯科医療を提供するためには、こうした経験が非常に役立ちます。
当院での協力型臨床研修の特徴
当院では、北海道医療大学の協力型臨床研修施設として、研修医の皆さんが実践的な診療技術を身につけられる環境を整えています。
幅広い症例に触れられる
当院では、小児から高齢者まで幅広い年齢層の患者さんが来院されます。そのため、小児歯科、一般歯科、審美歯科、インプラント治療など、多様な症例を経験することができます。これにより、将来どのような分野に進むとしても、基礎となる診療技術をしっかりと身につけることができます。
丁寧な指導体制
経験豊富な歯科医師が指導医として、研修医一人ひとりに寄り添った教育を行います。診療の基本から応用技術まで、わからないことがあればすぐに相談できる環境を整えています。
患者さんとのコミュニケーションを重視
歯科医療は、単なる治療行為ではなく、患者さんとの信頼関係を築くことが重要です。当院では、診療前のカウンセリングや説明の仕方など、患者さんとの適切なコミュニケーション方法についても指導を行っています。
チーム医療を学ぶ機会
歯科医療は、歯科医師だけでなく、歯科衛生士や歯科技工士、受付スタッフなど、さまざまな職種と協力しながら行うものです。当院では、チーム医療の重要性を学び、円滑な連携を実現するための経験を積むことができます。
研修を通じて得られるスキルと今後のキャリア
臨床研修を終えた後は、開業医として独立する道、専門医を目指して大学病院に残る道、法人内で勤務医としてスキルアップを続ける道など、さまざまなキャリアが広がっています。当院での研修を通じて、どのような進路を選んでも自信を持って臨めるよう、確かな基礎力を身につけていただきたいと考えています。
未来の歯科医師へ
北海道医療大学の協力型臨床研修は、実際の歯科診療の現場で貴重な経験を積める絶好の機会です。当院では、これからの歯科医療を担う若い歯科医師の皆さんが、確かな技術と患者さんに寄り添う心を育むことができるよう、全力でサポートしていきます。
以上、八幡市・京田辺市のあゆみ歯科クリニック松井山手の院長、福原でした。