• 2015年
  • 訪問診療(往診)

訪問診療、摂食嚥下セミナー  院長:福原隆久

  ずっと行きたかった高齢者や障害者の方などで摂食嚥下機能が低下している方に行う摂食嚥下の訓練の手法を教えてくれるセミナーに行ってきました。

 

セミナー自体からは少し時が経ってしまいましたが、こちらに更新できていなかったので記載していきます。

摂食嚥下、というと世間には馴染みがない言葉かもしれません。

簡単に言うと、食事を口に入れて咬んだ後「ゴックン」と飲み込む動作のことです。

 

つまり、高齢になってくると、この「ゴックン」とのどから胃へ食事を流し込む動作が衰えてくるので、それを回復させよう、ということです。

 

この摂食嚥下機能が低下するため、高齢の方では固形物が食べにくくなって刻み職になったり、流動食になってしまったりします。

 

そうするとやはり栄養にも偏りが出ますし、噛む、という運動がなくなるので認知症にもなりやすくなるといわれています。

 

そこでこの摂食嚥下機能を向上させるために運動やマッサージ、機能訓練を行う事で、一回刻み食になっている方でもまた通常職に戻れる手助けをしていくのです。

 

これは患者様のQOL、人生に直接関わることができる、とても有意義な勉強、取り組みですので、とても興味深かったです。

 

訪問診療で今回のセミナーで得た知識、スキルをしっかりと活かしていきたいと思います。