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歯ぎしりって治るの?知らないと損をする歯ぎしりの注意点!

ギシギシ、ガリガリ寝ている間に出てくる歯ぎしり、実はこれは放置していると非常に困った問題を引き起こす危ない症状の一つとして知られているものだとご存知でしょうか?実は歯ぎしりを続けていると顎に負担がかかったり、歯に負担がかかったりと実はかなり多くの負荷が顎にかかってしまい、様々なトラブルを引き起こす原因になってしまうと言われています。歯ぎしりが引き起こすトラブルと対処法についてしっかりと知識をつけておきましょう。

 

1.そもそも歯ぎしりって??

歯ぎしりにはグラインディング・タッピング・クレンチングの3種類があり、多くの方がグラインディングというギシギシと横に歯を噛みながら動かす歯ぎしりを経験しているかもしれません。実は歯ぎしりがなぜ起こるのかという疑問に明確な答えは今の所得られていません。ストレスが関与するというのは一定の見解を得ているのですが、これ以外の様々な見解にはやや疑問を呈した方が良いという意見もあり、非常に原因が曖昧だと言われています。

 

歯ぎしりは原因が不明なので解消するのが難しく、解決策ではなく対処法をしっかりと理解しなければならないのです。

 

 

2.歯ぎしりが引き起こすトラブル

歯ぎしりはいくつかのトラブルの原因になると言われています。しっかりと歯科医学的な根拠のあるものをあげてみると以下のようなトラブルが知られています。

 

・歯並びの悪化

歯というのは力が加わると移動することが知られています。歯ぎしりなどで強い力が歯にかかりすぎているとやがて歯並びが変化してしまい、歯並びが悪化してしまいます。歯並びというのは虫歯や歯周病を予防するのに重要な役割を果たしていて、汚れが溜まりやすい悪い歯並びは一つのリスクファクターです歯並びが悪化しないように注意しておきましょう。

 

・補綴物の破損

歯ぎしりがひどいとブリッジの破損などを引き起こすことがあります。ブリッジやクラウンなどの補綴物は強い力で壊れることがあり、中には修理が難しい素材もあります。歯ぎしりの力は非常に強く、この補綴物が壊れてしまうとかなり厄介です。歯ぎしりをお持ちの方は注意をしておきましょう。

 

・歯のすり減り

歯ぎしりで注意したいのが歯のすり減りです。歯がすり減ってしまうとなかなか元には戻すことができず、実は歯の寿命も大きく減ってしまいます。歯ぎしりで歯がすり減るなんて気がつかないのは実は毎晩非常に少しずつ削れているからです。気が付いたら歯が大きく無くなっていたとなると大変なことです。歯ぎしりに適切な対処をして顎の負担を減らしていきましょう。

 

・顎関節症

歯ぎしりの負担が加わるのは歯だけではありません。実は顎を動かしている筋肉や関節にも大きな負担がかかり、顎関節症などの問題を引き起こす原因の一つに歯ぎしりがあると言われています。顎関節症になってしまうと顎の筋肉や関節に炎症が起こり、動かすだけで顎が痛くなってしまうので、食事にも悪影響をきたします。顎が開かないというのは非常に厄介なもので、生活にも支障をきたしますし、もちろん食事にも大きな弊害が出てしまいます。顎が痛い方は歯ぎしりがあるかどうかしっかりと確認をしましょう。

 

 

3.トラブルは解決できるものもある

歯ぎしりが引き起こすトラブルの中にはしっかりと対処可能なものもいくつかあります。対処法を理解しておきましょう。

 

・歯ぎしりへの対処

歯ぎしりの原因を解決するのは非常に難しく、まず歯ぎしりの負担を軽くする事が一番重要だと言われています。このため、夜寝ている間に使うナイトガードの利用が重要です。ナイトガードは柔らかい素材でできていて、歯ぎしりの負担を軽減する事ができます。これによって歯のすり減りを防いだり顎に加わる負担を小さくする事ができます。

 

顎関節症の一つの原因に顎への負担が挙げられます。ナイトガードを使って歯への負担を軽減する事で歯並びの変化も防げるので歯医者に相談してナイトガードを作成するように心がけておきましょう。市販のナイトガードを使われる方もいるのですが、市販品は歯の形に合わなかったり、材料に制限があるのであまり良い品質とは言えません。歯医者さんと相談して、しっかりと自分にあったナイトガードを作るようにしましょう。

 

・解熱炎症剤の服用

歯ぎしりが原因で顎関節症になってしまうと顎関節の周囲に炎症が広がり生活に大きな支障をきたしてしまいます。炎症を抑えるだけで痛みが少なくなり、生活の負担がかなり軽くなります。解熱炎症剤を歯医者に処方してもらい、痛みを解消しましょう。

 

4.まとめ!

歯ぎしりはかなり多くのトラブルを引き起こすので、適切な対処が重要です。ナイトガードを使うと歯ぎしりが原因で起こる様々なトラブルを防ぐ事ができます。歯ぎしりでお困りの方は必ず歯医者に相談し、しっかりと適切な対処法を身に付けるように心がけましょう。