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虫歯と歯周病の違い

 

福原・住友:「歯医者さんが教える、歯の秘密!!」。
福原:こんにちは。木曜日の昼下がり、いかがお過ごしですか。ここからは、「歯医者さんが教える、歯の秘密!!」でお楽しみください。お相手は、あゆみ歯科クリニック院長、福原隆久と。
住友:住友未央です。この番組では、歯に関するさまざまな情報をお届けし、予防歯科で健康寿命を延ばし、健やかな未来を目指します。当たり前のようで知らなかった歯科の世界を楽しくお勉強しましょう。それでは最後までお付き合い、
福原・住友:よろしくお願いいたします。
住友:「歯医者さんが教える、歯の秘密!!」。この番組は、あふれる笑顔をすべての人に、あゆみ歯科クリニックの提供でお送りします。今日も始まりました、「歯医者さんが教える、歯の秘密!!」。
福原:よろしくお願いします。
住友:よろしくお願いします。あゆみ先生、前回は歯周病の検査についてお話ししてくださいました。
福原:そうですね。
住友:虫歯と歯周病はどう違うのですか。違いを説明しろと言われても私は分からないです。
福原:結構分かりにくいところですよね。
住友:痛いのが虫歯で、歯茎が下がっているのが歯周病ぐらいのイメージしかないです。
福原:大体そんな感じで合っているのですけれども。
住友:合っていますか。
福原:大体、大枠は分かっていらっしゃるなというところだと思うのですけれども。虫歯と歯周病の違いですね。虫歯というのは、まずストレプトコッカス・ミュータンスという細菌が引き起こしていて、歯周病というのは、ポルフィロモナス・ジンジバリスという細菌が引き起こしているのですが。
住友:早口言葉みたい。
福原:ばい菌の種類がちょっと違うのですけれども。
住友:すごい。歯医者さんって賢いですね。すごいな。
福原:いえいえ、そんなことを習うのですよ。基本的にばい菌たちがやっていることは似たようなことなのですが。歯がありまして、歯は白く見えている歯の部分と、歯茎があるじゃないですか。その歯茎の中に、実は歯の根っこというのは結構長くあるのですよ。それでミュータンス菌、虫歯菌ですね。虫歯菌がこの歯の白い部分に付いて悪さをして、歯を溶かすことを虫歯といいまして。
住友:歯を溶かすことを、虫歯。
福原:そうなのです。虫歯というのは、実は病気ではなくて現象なのですね。ばい菌がくっついて、そのばい菌が直接歯を食べているわけではなくて。後でまた詳しく説明できればと思うのですけれども。
住友:分かりました。
福原:ばい菌たちが出す、汚い話ですけれども、うんちやおしっこみたいなものがあるのですけれども、それが歯を溶かしてしまうという。
住友:めっちゃ悪いやつですね。
福原:そうなのです。彼らのふん尿がわれわれの歯にとっては良くないということなのですね。歯周病菌というのはそれとは違って、歯にくっつくのではなくて、歯茎の中に入り込んでいって。いわゆる歯周ポケットですね。そこの中にギュギュっと詰まって、そこで生活をしているので。彼らの出すうんちやおしっこというものが、われわれの歯の骨を溶かしてしまうのですね。歯の骨が溶けるのが歯周病。歯の骨が溶けるので、支えがなくなってグラグラになったり、歯茎から血が出たりします。もちろん痛くなったりもするのですけれども。虫歯というのは、歯の見えている白い部分がどんどん黒くなって穴が開いてくるものが虫歯というふうになっています。
住友:黒くなりますよね。あれはなぜ黒くなるのですか。
福原:歯の表面が石灰化物なのですが。最終的に、虫歯菌も歯を溶かしてやろう、虫歯にしてやろうと思ってそこにいるわけではなくて。彼らもわれわれの口の中で必死に生きているのですね。
住友:悪気はないのですね。
福原:一応、彼らに悪気はないのですよ。
住友:そうなのか。
福原:かばってあげても仕方がないのですけれども。彼らも実は悪気はなくて、必死に彼らも生きているのですよ。
住友:生きているだけなのですね。
福原:そうです。生きているのです。僕たちと同じように呼吸をして。ご飯は、つまり僕たちが食べた食べかすですよね。「食べかすがある、良かった」と言って食べて。彼らもいってしまえば微生物、動物なので、うんちやおしっこをするわけですよね。
住友:当然、しますものね。
福原:彼らが出す排せつ物が、人間の言葉でいうと蟻酸(ぎさん)や乳酸といって、酸なのですよ。それがたまたま僕らの歯を溶かしてしまうのですね。
住友:酸ってあまり良いイメージがないですね。
福原:そうなのです。彼らが出すものがたまたま酸なものですから、その酸が僕らの口にたまっていくと。pHって、よく小学校の理科で。
住友:聞いたことがあります。
福原:高いのがアルカリ性で、低いのが酸性でというような。口の中にその乳酸や蟻酸が。乳酸はあまり悪さしないのですけれども、蟻酸や酢酸というものがたまっていくと、口の中のpHが下がるのですね。下がってくると酸性なので、いろいろな硬いもの、歯をどんどん溶かしていく。その時間が長くなれば長くなるほど、毎日毎日、少しずつ歯の表面の白いところが弱くなっていって溶けていってしまって、ある日穴になってしまうという。
住友:それで穴が。
福原:そうなのです。それが虫歯という状態です。だんだん歯が溶けていくことを、違うばい菌がやっているのですけれども、やっていることは一緒で。彼らも歯周ポケットの中で死にたくはないから一生懸命生きているわけなのです。
住友:その子たちも悪気はないのですね。
福原:そうなのです。彼らも悪気はないので、ちょっとかわいそうなところなのですが。でも、しっかり歯磨きをして取り除いておかないとわれわれの歯がやられてしまうので、しっかりきれいにはしていかないといけないですね。それが大まかに言うと、虫歯と歯周病の起こりの違いです。彼らも悪さばかりしているわけではなくて、彼らがいるからこそ僕らの口の他のばい菌をやっつけてくれていたりもするのですよ。
住友:そうなのですか。
福原:そうなのです。実は、虫歯菌や歯周病菌を全部なくしてしまうと、そういうお薬は1回、ヨーロッパの方で開発が進んだことがあったのですけれども。
住友:すごいですね。
福原:動物でそれを使ったところ、口の中がカビだらけになったりするのですよ。今度はカビ菌が勝ってしまうのですね。
住友:そうですか。
福原:虫歯菌と歯周病菌は、口腔内細菌といわれていまして、良い働きというか、実は守ってもくれているというバランスがあるのですけれども。
住友:やはり、ばい菌とも共存しないと。
福原:そうなのです。0匹にはできないという。
住友:そうなのですね。少し見方が変わりました。そんなに虫歯も嫌じゃないなと思ったのですけれども。
福原:本当ですか。
住友:でも、駄目ですね。きちんと取り除かないと。
福原:しっかり磨いてください。しっかり磨いていただいて、pHは中性かアルカリ性に保つようにしていただければと思います。
住友:分かりました。ありがとうございます。本日は虫歯と歯周病の違いについてお勉強しました。あゆみ先生、ありがとうございました。
福原:ありがとうございます。
住友:さて、お別れの時間となりましたが、この番組の感想なども皆さんぜひお送りください。また、歯に関する疑問・質問、欲しいですよね、先生。
福原:そうですね。どんどんご質問ください。
住友:送ってほしいと思います。全てのメッセージは、アドレスはmail@kiku-fm779.com。または、ファクス072-843-8686までお送りください。
福原:では、また来週もこの時間にお耳にかかりましょう。「歯医者さんが教える、歯の秘密!!」。お相手は、あゆみ歯科クリニック院長、福原隆久と。
住友:住友未央でした。それでは来週まで、
福原・住友:ごきげんよう。
住友:「歯医者さんが教える、歯の秘密!!」。この番組は、あふれる笑顔をすべての人に、あゆみ歯科クリニックの提供でお送りしました。