3か月に1回は定期健診を
親知らずを除いて、人の歯の本数は28本。
日本人平均の歯の残存本数というと、30代では27本ですが加齢とともに抜けていき、80代ではわずか6.8本となります。
一方で「歯科先進国」といわれるスウェーデンでは、80代における歯の残存本数の平均は21本。
80代になっても、日本人のおよそ3倍もの歯を残して生活をしています。
この二つの国の大きな違いは、「定期健診に行くかどうか」。
スウェーデンを始めとした北欧では、悪くならないために歯科に行くという予防歯科の習慣がついています。
しかし日本では、「虫歯になったから」「歯が痛くなったから」「仮歯が抜けたから」などと歯が悪くなってから治療を受けるために歯医者に行くという傾向があります。
何歳になっても自分の歯を大切にするには、「悪くなる前に」歯科に行って、「悪くならないために」メンテナンスをすることが重要なのです。
今は綺麗な状態でも、メンテナンスをせずに放っておいてしまうと虫歯や歯周病が進行してしまう可能性は誰にでもあります。
3か月に1回のペースを目安に歯のお掃除や虫歯のチェックをしていくことで、歯周病の進行や虫歯の発生を防ぐことができますし、仮に虫歯が出来てしまった場合でも簡単な治療で治すことができるのです。
自分の歯を残し食べ物を噛むことは、何歳になっても食べたいものを美味しく食べられるだけでなく、脳の活性化やストレス解消、免疫力のアップも期待できます。
体の健康診断や人間ドックを受けるように、歯の定期健診も欠かさず受けることで、健康寿命を延ばすことにもつながります。
今からでも歯の定期健診を受けて、いつまでも健康な歯を守りましょう。